『ゴールデンカムイ』307話“不敗の男”牛山辰馬の雄姿に涙…「牛山さんは最強で最高」

『ゴールデンカムイ』307話“不敗の男”牛山辰馬の雄姿に涙…「牛山さんは最強で最高」

『ゴールデンカムイ』28巻(野田サトル/集英社)

2月24日発売の『週刊ヤングジャンプ』13号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第307話が掲載された。作中では不敗の男・牛山辰馬をめぐる悲劇的なエピソードが描かれ、読者から悲しみの声が巻き起こっている。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

密閉された車両の中で、「第七師団」と大立ち回りを演じる牛山。その果てに月島軍曹が取り出した自爆用手榴弾が、アシリパと白石由竹の近くに落ちてしまう。すると牛山は自らが盾となり、彼女たちをかばう。

爆風が収まった後、そこには片腕を失った牛山の姿が。おそらく激痛が走っているであろう状態だが、牛山は真っ先にアシリパを心配する。アシリパは激しく取り乱しながら牛山を抱きかかえるのだが、そのまま彼は力尽きていく。しかし牛山の表情は、この上なく満足気なものだった…。

なにより印象的なのは、今わの際に同じ刺青の囚人である家永カノとのやりとりを思い出していたシーン。家永から言われた「あなたの完璧はいつだった?」という言葉に対して、牛山はそれが“今”だと確信しながらこの世に別れを告げていた。

最強の男・牛山辰馬がついに…

牛山といえば、その巨漢を生かした圧倒的な強さを誇る一方、作中でも屈指の“おもしろキャラ”として人気に。無類の女好きで、家永のような“女装”した人でも見境なく求愛するという一面もあった。またアシリパに男性の陰部の見定め方を講義したエピソードは、永遠に語り継がれるほど秀逸なシーンだろう。

腕っぷしではどんな男にも負けず、女性や子どもにはどこまでもやさしい…。アシリパを守りながら散った牛山の姿には、これまでの生き様がすべて集約されている。

読者たちも涙をこらえられなかったようで、ネット上では《牛山さん紳士かっこよすぎて全部持ってった》《なんかもう家永と牛山のこと考えてなんとも言えない感情になってる…凄いなこの漫画…やはり世紀の大傑作だよ…》《牛山さんは最強で最高なんだ》《牛山はあの家永から問われた言葉を、ずっと心の奥に残してたんだなと思い知らされたよ》《牛山先生…。マジで泣いた。アシリパさんを気づかってる時点で目頭が熱くなって、家永からの「いまだよ…いま」でもうダメだった》といった声が続出している。

また彼の死は大きな反響を呼び、ツイッターでは先週に続き、彼の〝センシティブなあだ名〟がトレンド入り。牛山がどれだけ愛され、多くの人に支持されていたことが分かる瞬間だった。

けっきょく牛山は最後まで誰にも負けておらず、“不敗”神話は永遠のものに。その生きざまはアシリパや読者の心に深く刻み込まれたことだろう…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』28巻(野田サトル/集英社)

◆過去の「ゴールデンカムイ」レビューはこちら

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