『HUNTER×HUNTER』連載再開はいつ? 冨樫義博の「木」の描き込みに不安の声…

『HUNTER×HUNTER』連載再開はいつ? 冨樫義博の「木」の描き込みに不安の声…

『HUNTER×HUNTER』36巻(冨樫義博/集英社)

『週刊少年ジャンプ』で『HUNTER×HUNTER』を休載し続けていることで有名な漫画家・冨樫義博が、5月24日に自身のツイッターアカウントを開設。連載再開を匂わせるかのごとく、原稿の進捗を報告しているが、一抹の不安を抱くファンも少なくないという。

「木」のイラストに波紋広がる

冨樫がツイッター上で投稿しているのは、下書きと思われる原稿用紙の画像。その端には数字が書かれていることが多く、日々執筆済みのページが増えているものと思われる。明言されてはいないものの、おそらくは「HUNTER×HUNTER」の原稿なのだろう。

「HUNTER×HUNTER」は「ジャンプ」で連載中ということになっているが、2018年11月から3年半以上にわたって休載状態。そこで連載再開の兆しが見られたことで、多くのファンが湧き立っている。

しかしそんな中、冨樫は5月25日に下描きの一部と思われる「木」のイラストを投稿。単なる漫画表現の木ではなく、複雑に絡み合う樹皮が大木の生命力を感じさせる、芸術的といってもいいイラストだった。

描き込み量が多いのはいいことにも思えるが、多くの読者はむしろラフ状態でもいいので、一刻も早くストーリーの続きを知りたいという心境のようだ。ネット上では《とりあえず木は描き込みすぎネームでいいよマジで》《木の描き込みはもういい! 木はいいからそのパワーをストーリーに注力して! お願いしますから!》《その書き込みは続かないんだからもっと省エネしろ感がある》《もっとラフに描いて力尽きずに永く連載を…》という声が多数上がっている。

こだわり気質が災いする可能性も?

「HUNTER×HUNTER」は以前から、ラフな下書き状態で「ジャンプ」に掲載されることが多かった。とりわけそれが顕著だったのが「キメラアント編」あたりのこと。しかしそれでもほとんどの読者はドラマチックなストーリーに胸を躍らせており、作画のことなど二の次だった。どの道、単行本では修正が加えられるため、本誌掲載時のクオリティーはそこまで求められていないはずだ。むしろそれが話題になるほどで、単行本との違いを楽しむ読者も多かった。

とはいえ、今回のツイートに掲載されている「木」は、「キメラアント編」を基準にすれば十分、本誌掲載に耐えうる描き込み量。おそらくはここからペン入れをしていると思われるため、次の連載再開では、高いクオリティで画面を仕上げてくるのだろう。

しかし、これまでのインタビューなどから分かるように、冨樫はキャラクターのペン入れなどもアシスタントに任せず、可能なかぎり自分ひとりで原稿を描きあげるタイプ。その“こだわり気質”がどう作用しているかは分からないが、もしかすると連載再開にはまだまだ長い時間がかかるのかもしれない。

進捗報告のツイートが、たんなるぬか喜びで終わらないことを祈るばかりだ…。

文=Tら
写真=まいじつエンタ

■『HUNTER×HUNTER』36巻(冨樫義博/集英社)

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