アニメ『ONE PIECE』裏切り者を抹消!? カン十郎の存在がなかったことに…

アニメ『ONE PIECE』裏切り者を抹消!? カン十郎の存在がなかったことに…

『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

アニオリ要素の追加によって、巧みに原作ストックの枯渇を防いでいるアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。7月10日に放送された回では“回想シーン”による尺稼ぎが行われたが、とあるキャラクターの存在が抹消されていたことが話題を呼んでいる。

※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています

同日放送された第1024話『おでん現る! 揺れる赤鞘の心!』では、原作コミックス100巻の第1007話『たぬきさん』の4ページと、第1008話『頭山盗賊団棟梁 アシュラ童子』から9ページを映像化。「赤鞘九人男」の前に、死んだはずの主君・光月おでんが現れるという展開だった。

おでんは「トキトキの実」の力で、過去からやってきたと説明。それを聞いた赤鞘の面々は思わず涙し、再会を喜ぶ。しかし、おでんの発言にアシュラ童子だけが違和感を覚え、その正体が裏切り者の“カン十郎”が作り出した偽物であることを見抜く──。

基本的に原作と物語の構成や展開などは変わっていないが、アニメ版では一部だけオリジナル要素が追加されている。それはおでんとの再会時、赤鞘のお菊が過去を振り返るシーンだ。

そこでは存命時のおでんと赤鞘の面々が、巨大な鍋に入っている“おでん”を囲んで食事。幼かった頃のお菊が、仲間たちと団欒を楽しむ描写で、視聴者からは《このアニオリ最高か》《こういうアニオリはもっと見たい!》と絶賛する声が上がっていた。

なぜかいなくなっていたあの男

しかしよく見るとこの回想シーン、1つだけ不可解な点が。おでんと一緒にいる人物は全部で9人なのだが、その中には初期メンバーであるカン十郎が存在しなかったのだ。

時系列的には、ずっと後にカン十郎がスパイだった事実が発覚し、代わりにイゾウが赤鞘メンバーに加わるという流れ。しかしなぜか回想シーンでは、すでにカン十郎ではなくイゾウがおでんを囲んでいる。

唐突に消されてしまった“かつての同胞”に、ネット上では《おでん在りし日の回想シーンで、カン十郎を削るのやめなよ!》《カン十郎氏、記憶から抹消されとるやないかい。回想に入れてあげて(笑)》《アニオリの過去でカン十郎いないことにされたのが悲しい…》《さっきの回想、カン十郎いなかったの草》といった声が続出していた。

すでに視聴者はカン十郎が邪悪な裏切り者だったことを分かっているため、回想シーンの団欒に交えるのはよろしくないという判断だったのだろうか。残念ながら、裏切り者の末路としては妥当かもしれない…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)

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