『コミケ』武内崇&奈須きのこ“個人サークル”参加で物議!「イベントとして破綻してる」

『コミケ』武内崇&奈須きのこ“個人サークル”参加で物議!「イベントとして破綻してる」

『コミケ』武内崇&奈須きのこ“個人サークル”参加で物議!「イベントとして破綻してる」 (C)PIXTA

有名ゲームブランド『TYPE-MOON』の武内崇と奈須きのこが、先日開催された『コミックマーケット100』に個人サークル『竹箒』として参加。前代未聞の長蛇の列ができたそうだが、中には「迷惑」だと指摘するコミケ参加者もいるようだ。

「コミケ」でも稀に見る長蛇の列に!

かつて武内と奈須は「竹箒」として、『空の境界』(当時のタイトルは『空の境界式』)をWeb小説として公開。その後、同人サークル「TYPE-MOON」を結成し、ビジュアルノベルゲームの傑作『月姫』を生み出した。そして商業化デビュー作となる『Fate/stay night』が、スマホゲーム『Fate/Grand Order』につながる巨大コンテンツとなった流れだ。

まさに同人文化から花開いたと言える両名の活動だが、記念すべき100回目の『コミケ』では個人サークルとして参戦。もちろん当日はものすごい盛り上がりで、コミケ参加者からは《また一つ伝説作っちまってるな、まだ開場前だってのに》《駐車場向かうまでにすごい行列あったとおもったら「竹箒」の待機列だったのか》といった声が。

ネットニュースなどでも、「竹箒」の行列は“伝説”として持て囃やされている印象。とはいえ、「TYPE-MOON」のブランド力や武内&奈須のネームバリューを考えれば、予想されていた事態とも言える。

「竹箒」個人サークル参加の問題点

しかしその一方で、《竹箒、型月関係列がコミケを独占状態、イベントとして破綻してます》《竹箒の列の件、一般の参加者にすれば迷惑な話だなぁと思う》《コミケは君らのためだけのイベントじゃないんだよ…》《竹箒も型月もコミケ出禁になれ》といった否定的な意見も。「コミケ」は“同好の士”が集まる同人誌即売会だが、「竹箒」は《コミケを私物化している》とも言われてしまった。

ちなみに「コミケ」は基本的に、同人サークルが同人誌などを頒布する「サークルスペース」と、企業がグッズなどを販売する「企業ブース」が分けられている。今回武内と奈須は個人サークルとして参加したのだが、頒布されたのは「月姫」や「Fate」シリーズといった、既存IPの設定資料集やイラスト集など。

もはや公式がグッズを販売しているのと変わらないため、《竹箒は企業ブースで出るべきだった》といった意見も寄せられている。

また、“密”を避けるべきコロナ禍のご時世でありながら、ファンを現地に呼び寄せる「会場限定本」を頒布したことも議論の的に。その後、本の内容はPDFデータにてWeb公開されたものの、現物を手にするためにファンが集まったことは否めないだろう。

以前から、アニメ制作スタッフが「コミケ」で通称“スタッフ本”を出すことなどは珍しくない。しかしそれはあまり公には知られておらず、ひっそりと行っていたことで、グレーな行為として見逃されてきた。「竹箒」ほどの規模と知名度になってしまうと、そうした空気の共有は難しいのかもしれない。

文=大上賢一

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StoryTime Studio / PIXTA

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