『るろ剣』新作アニメは“胸クソエンド”回避?「原作通りでお願い」と高まる期待

『るろ剣』新作アニメは“胸クソエンド”回避?「原作通りでお願い」と高まる期待

『るろ剣』新作アニメは“胸クソエンド”回避?「原作通りでお願い」と高まる期待 (C)PIXTA

先日、再アニメ化が発表された『週刊少年ジャンプ』のレジェンド的人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。原作ファンたちは大いに期待を寄せているようだが、その背景には旧アニメ版の“黒歴史”が関係している。

アニオリエンドを根に持つファンたち

「るろうに剣心」は最初にTVアニメ化されたのは、1996年のこと。古橋一浩監督のもと、前半はスタジオぎゃろっぷ、後半はスタジオディーンによって制作された。

後には劇場版やOVAなども幅広く展開していったのだが、原作には存在しないアニメオリジナル展開も多数。とくにOVA版はそれが顕著に表れており、「星霜編」は激しい賛否両論のある作品だ。

というのも、「星霜編」では原作で描かれなかった、最終話より後の剣心と薫の物語が扱われることに。しかもそこでは剣心が梅毒と思われる病に感染し、薫に感染させた上で死亡するという悲劇的な最期を迎えている。公開から20年ほど経過しているが、いまだに旧作アニメスタッフの暴走に納得いかないファンも少なくない。

そのため、再アニメ化にあたって悲劇の回避を期待する声が続出。《結末は、原作通りでお願いします》《オリジナル展開で死ぬラストだけ知ってトラウマになってるのでそこらへんの歴史も改変してほしい》《るろ剣を見るたびに結末はあれでしょ…ってなるのに耐えられなかったのよね。剣心と薫には笑っていてほしい》といった意見が上がっていた。

原作者・和月伸宏の思いは…

このアニオリ展開について、原作者である和月伸宏はどう思っていたのだろうか。OVA「星霜編」の特別版に収録されたインタビューでは、オリジナルの結末に「容赦なしだなと正直思いました」と衝撃を受けていた様子。

また、『るろうに剣心―特筆版―』のフリートークでは、アニメなどの展開はあくまで「パラレル」と言及。“もう1つの世界線”として、受け入れていたようにも見える。

ところが新アニメ化の発表にあたり、公式に寄せたメッセージでは思わぬ手のひら返しが。「今作は信頼できるスタッフ」による制作だとして、まるで旧アニメの制作スタッフへの当てつけのようなコメントを残しているのだ。

一応、OVAを含めた過去のメディアミックスについては、「マルチバースに存在する紛うことなき本物」と許容する素振りは見せている。だが、今度こそ「るろうに剣心」の世界をアニメで表現してほしいという気持ちもあるのではないか。

パラレルでもマルチバースでもない、真の「るろうに剣心」が実現することに期待しよう。

文=野木

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Benzoix / PIXTA

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