『FGO』の悲劇再来!? 漫画版『ブルーアーカイブ』でも“鯖太郎”問題発生

『FGO』の悲劇再来!? 漫画版『ブルーアーカイブ』でも“鯖太郎”問題発生

『FGO』の悲劇再来!? 漫画版『ブルーアーカイブ』でも“鯖太郎”問題発生 (C)PIXTA

人気ゲームをメディアミックスで展開した際、しばしば炎上を呼ぶ“プレイヤーの分身”をめぐる問題。スマートフォン向けアプリ『ブルーアーカイブ』のコミカライズでも同じ問題が起こってしまったようで、「解釈違い」と嘆くファンが続出している。

ギャルゲーの主人公っぽい「先生」

アプリ版「ブルーアーカイブ」は、『学園都市キヴォトス』の先生として生徒たちを育成し、共に問題を解決していくRPG。つまり“先生”とはプレイヤーの分身であり、ゲーム内では特定のビジュアルで描写されない「一人称」として存在するキャラクターだ。

しかし最近『コミックブシロードWEB』で連載が始まったスピンオフ漫画『ブルーアーカイブ 便利屋68業務日誌』では、先生が特定のビジュアルを持つキャラクターとして登場。中肉中背で長い前髪に眼鏡といった、いかにも“ギャルゲーの主人公”っぽいビジュアルだった。

そんな先生の姿がプレイヤーの想像とはかけ離れていたようで、《先生の顔がコミカライズで出てきちゃったけど、想像と違ってちょっと微妙だった》《ブルアカの先生、シンプルに気持ち悪いからあれをプレイヤーと重ねたくないんだよな》《チー牛過ぎて笑うわ》《自称先生の一般人》《ブルアカの先生はハゲ散らかしててほしかった》など、さまざまな意見が飛び交っている。

「プレイヤーの分身」映像化で荒れない方法

「ブルーアーカイブ 便利屋68業務日誌」で描かれた先生のデザインが悪かったわけではなく、SNSなどでは称賛の声も少なくない。それでも批判されてしまうのは、主人公のビジュアルが描かれないゲームをメディアミックスした際の“宿命”だろう。

かつては大人気アプリ『Fate/GrandOrder』のアニメ化にあたり、同じように主人公が反発を呼び、「イキリ鯖太郎」といった揶揄まで生まれたこともある。

逆にそんな中で珍しい成功例として君臨するのが、2011年に放送されたTVアニメ『THE IDOLM@STER』。人気ゲームの『アイドルマスター』シリーズを原作としており、特定の姿をもたない主人公の“プロデューサー”を、映像化することになったのだが、結果として大成功を収めた。

それは錦織敦史監督を始めとしたスタッフ陣の、きめ細かな“気配り”があったからこそ。逆に言えばアニメ「THE IDOLM@STER」レベルのクオリティで再現されなければ、「プレイヤーの分身」の映像化は荒れてしまうものなのだ。

また、女性キャラばかり出てくるゲームに関しては、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の高咲侑のように、プレイヤーの分身を新規女性キャラとして登場させるのも1つの解決策。ソーシャルゲームが大人気な今だからこそ、「プレイヤーの分身」を描く技法のさらなる発展を期待したい。

文=大上賢一

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Khosro / PIXTA

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