アニメ『チェンソーマン』は“偶数回”だけ面白い? ハズレ回の共通するポイントとは…

アニメ『チェンソーマン』は“偶数回”だけ面白い? ハズレ回の共通するポイントとは…

『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)

原作ファンの間で賛否両論を巻き起こしているアニメ『チェンソーマン』(テレビ東京系)。11月2日に放送された第4話『救出』は“神回”として称賛されているものの、そこで「偶数回だけ神」という説も浮上してしまった。

※アニメ『チェンソーマン』最新話に触れています

主人公のデンジはバディだったはずの“血の悪魔”パワーに裏切られ、コウモリの悪魔と対決することに。なんとか死闘を潜り抜けたものの、次なる脅威として、ヒルの悪魔が襲いかかってくる。

すでに血を使いすぎたため、限界寸前となっていたデンジだが、「パワーの胸を揉む」という目的のために奮闘。パワーが呆然と見つめるなか、ヒルの悪魔に“夢バトル”を仕掛けるのだった──。

デンジとヒルの悪魔による戦闘シーンは、圧巻のクオリティとなっており、今までで一番の山場といった印象。これまで懸念されていたカメラワークも問題なく、迫力満点のアクションシーンに仕上がっていた。

これまで原作ファンたちはアニメ版を辛口で批判していたが、第4話のクオリティが高かったため、手のひら返しする人も現れている。

その一方で、SNSなどでは《偶数話が神回になる法則でもあるんか?》《2話4話と偶数回が良い謎の流れあるな》《偶数話はまじでいいなw》《偶数の回だけ面白い説ある》といった声も…。

謎の法則を見出す視聴者たち

振り返ると、1つ前の偶数回にあたる第2話は、原作の流れを大胆に改変していたものの、なかなか好評。それに比べると、奇数回の第1話や第3話は不評の声が多く、《悪い意味で邦画っぽい》という評判が生まれるきっかけにもなった。

偶数回・奇数回などという分け方は一見ナンセンスに思われるだろうが、必ずしも珍説とは言い難いところがある。各話のクオリティを決める「絵コンテ・演出」の担当者を比べてみると、偶数回はいずれも経験豊富なスタッフが抜擢されているのだ。

具体的に言うと、第2話は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の副監督を務めた谷田部透湖、第4話は『ブラッククローバー』や『波打際のむろみさん』の監督である吉原達矢…といった具合だ。

それに対して第1話の中山竜(監督を兼任)や、第3話の田中宏紀は、アニメーターとしては有名だが、演出家としての実績は少ない。スタッフの違いにより、偶数回と奇数回に差が生まれている可能性はゼロではないだろう。

この法則が今後も続くのかどうか、次回の放送には別の意味で注目せざるを得ない。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)

◆過去のアニメ「チェンソーマン」レビューはこちら

【あわせて読みたい】