ミスチル・桜井和寿は仏教信者? 藤井風サイババ騒動の次はブッディスト疑惑

ミスチル・桜井和寿は仏教信者? 藤井風サイババ騒動の次はブッディスト疑惑

ミスチル・桜井和寿は仏教信者? 藤井風サイババ騒動の次はブッディスト疑惑(C)PIXTA

紅白歌手・藤井風がインドの宗教家、サティヤ・サイ・ババ(サイババ)から影響を受けていることが分かり、議論を呼んでいる日本の音楽シーン。スピリチュアルな傾向は彼にかぎらないようで、国民的人気バンド『Mr.Children』の桜井和寿にも注目が集まっている。

仏教に影響されたポップシンガー

桜井のスピリチュアルな一面が取り沙汰されるきっかけとなったのは、1月24日に公開された『週刊女性PRIME』の記事だった。

桜井は十字架のような形をしたネックレスを身につけることが多いのだが、これは仏教モチーフのアクセサリーだったそう。熊本県にある真言宗「高野山宗泉寺」のお守りだという。

ちなみにこのアクセサリーは正確にいえば十字架ではなく、密教法具の「金剛杵(こんごうしょ)」を組み合わせた「十字金剛杵」、すなわち「羯磨金剛(かつまこんごう)」だ。

「高野山宗泉寺」の公式サイトでは実際にこのお守りが通販されており、値段は2万800円。近づいてくる“魔”を祓うアイテムと説明されている。

もちろん、たんに密教的なデザインが気に入り、ファッションの一環として身につけている可能性もあるだろう。しかし桜井は以前ライブのMCで、仏教説話について語ったこともあった。

桜井が引用したのは、通称“ケシの実の話”としてよく知られる「キサーゴータミー」の説話。子どもを失った母親と仏陀の問答なのだが、その内容から“愛”についての理解を深めたという。

“悟り”を得たきっかけは…

念のため言っておくと、アーティストとしての桜井は無宗教のスタンスをとっている。2007年の『ROCKIN’ON JAPAN』のインタビューでも、ミュージシャンがライブで音楽以外のメッセージを発信することに否定的な発言を行っていた。

とはいえ、創作活動とはアーティストの精神性を表現するものなので、間接的にでも仏教のエッセンスが伝わってくる部分はある。実際に「Mr.Children」ファンの間では、ある時期から歌詞が「仏教的になった」という評価があるようだ。

SNSなどでは、《ミスチル(桜井和寿)の歌詞ってある時期から急激に仏教っぽくなったなぁ、という印象を持ってる》《Mr.Childrenの「彩り」は仏教でいうところの縁起の教えが心地よいメロディー付きで入ってくる》《ミスチルの彩り、どこかで聞いたことあると思ったら仏教概説だった》といった指摘も少なくない。

桜井は2002年に小脳梗塞により、活動休止していた時期があった。その出来事を、仏教の教えに感化されるきっかけだったと捉えているファンもいるようだ。

とはいえ、一部でアレルギーのような拒絶反応を巻き起こしている藤井のサイババ信仰とは打って変わって、桜井のブッディズムを拒絶している人はほとんど見られない。

日本の伝統宗教ということで、安心して受け入れられているのだろうか。

もちろん海外ではアーティストに宗教的なバックボーンがあるのは当たり前のことであり、本当は藤井のスタンスも何ら間違っていないのだが…。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

master1305 / PIXTA

【あわせて読みたい】