
『原神』トレパク疑惑で大炎上! イラストレーターの過去が火種になるも結果はシロ? (C)PIXTA
3月26日、オープンワールドRPG『原神』の公式ツイッターが投稿したイラストをめぐり、“トレパク疑惑”が浮上してしまった。
イラストを手掛けたのは乙女ゲーム界隈で有名なイラストレーターだったが、その経歴が仇となったようだ。
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国内外のファンたちが激論
同日は「原神」に登場する人気キャラクター・神里綾人の誕生日だったため、“神里綾人生誕祭”が開催されることに。
公式ツイッターアカウントでは、セリフ入りのイラストが掲載された。
寄稿したのは、大ヒットゲーム『AMNESIA』の原画を担当したことで有名な花邑まいという人気イラストレーター。美麗なイラストはたちまち拡散され、約650万回表示、15万件もの「いいね」を集めている。
【神里綾人生誕祭】
久方ぶりですね。
こんな朝に会えるとは思いませんでした。妹曰く、散歩にいい時間だそうです。今日はいい天気ですから、貴方もゆっくり旅を楽しめるといいですね。
私ですか?…今は稽古にもぴったりの時間でしょう?
ふふ、丁度いい。お手合わせ願えますか。#原神_キャラ生誕祭 pic.twitter.com/TRybcnTljH— 原神(Genshin)公式 (@Genshin_7) March 26, 2023
ところがそんな誕生日イラストをめぐって、とあるツイッターユーザーが「他作品のトレースではないか」といった主張を展開する。
トレース元としては、劇場版『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』前編のメインビジュアルに描かれたベディヴィエールが挙げられており、輪郭などの比較が行われていた。
国内外で人気のある「原神」に浮上したトレパク疑惑ということで、騒動は瞬く間に拡散され、ツイッター上でトレンド入りするほどの騒ぎに。
だが、その後有志によってあらためてトレパク疑惑の検証が行われた結果、イラストの類似は“言いがかり”だと指摘され、シロである可能性が濃厚となっている。
火種となったのは過去のトレパク疑惑
トレパク疑惑が冤罪に終わったことで、ファンからは《悲しすぎる…まだこんな冤罪ふっかけられてるのか…》《本当に冤罪ならかわいそう》《あらためてトレパク検証見たけど雑すぎやんけ》《変な人たちに粘着されてんだなぁ》といった声が。
情勢が一転したことで、今度は「トレパク冤罪」がトレンド入りを果たす事態になっているようだ。
ただ、一連の流れにモヤモヤとした思いを抱いている人も多いようで、《冤罪ふっかけるのは良くないけど花邑まいに関しては仕方ない》《どちらも確信に迫る証拠は無いけどまあ前科がな》《結賀先生の件とか、不信感しかない》といった意見がくすぶっている。
というのも、花邑は過去に幾度もトレパク疑惑をかけられていたことで有名だ。
2019年には、漫画家・イラストレーターの結賀さとるが自作のトレース被害を主張。自身のブログに投稿した「平成のけじめ」と題した記事で、弁護士を交えたやりとりがあったことを明かしていた。
しかし花邑本人は、トレパク疑惑を断固として否定。ツイッター上では、《どんなに切羽詰まった状態でも 他の方の作品を盗用する事は絶対致したことはありません》と主張している。
いつも応援してくださっている皆様へ pic.twitter.com/VMVSukXlJ5
— 花邑まい (@hanamura_mai) April 2, 2020
トレパク検証は素人には難しく、関係者が潔白を証明することも容易ではないため、騒動が泥沼化しやすい。
少なくとも今回の件は冤罪で落ち着きそうだが、純粋に誕生日を祝いたかった神里綾人のファンにとっては、とんだ災難だろう…。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
Koldunova / PIXTA