
『呪術廻戦』22巻(芥見下々/集英社)
伏黒恵といえば、『呪術廻戦』でトップクラスの人気を誇るキャラクター。その活躍に大きな期待が寄せられるなか、4月3日発売の『週刊少年ジャンプ』18号に掲載された最新話では、ファンたちを絶望させる展開が待ち受けていたようだ。
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※「呪術廻戦」最新話の内容に触れています
第218話『欲(3)』では、“呪いの王”こと宿儺が、伏黒津美紀の体で受肉を遂げた1000年前の術師・万(よろず)を相手に激闘を繰り広げた。
宿儺は現在、虎杖悠仁の体を捨てて伏黒の体を奪っている状態。そこで伏黒の術式である「十種影法術」を駆使し、いくつもの式神を操りながら戦っていく。
万も卓越した構築術式の使い手だが、宿儺はそれをはるかに上回るほどの実力があるようで、一瞬にして窮地に追い込んでいくのだった──。
【最新話掲載】本日4月3日(月)は、週刊少年ジャンプ18号発売日!
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今回宿儺が使った「十種影法術」は、影を媒介として10種類の式神を操る能力。本来は伏黒の術式だが、宿儺はそのポテンシャルを最大まで解放してみせた。
伏黒が操っていた時よりも、それぞれの式神が強力になっていることはもちろん、“あえて形を安定させない”というテクニックを披露。さらには、新たな式神として「円鹿(まどか)」と「貫牛(かんぎゅう)」をお披露目したのだ。
もはや「十種影法術」の使い手として、完全上位互換のような描き方となっているため、伏黒ファンからは《これ以上式神を本人より上手く使わないでくれ…》《新しい式神出すなら伏黒に使って欲しかったわ》《完全に宿儺に盗られちゃったじゃん》《まだ見たことない式神、宿儺じゃなくて伏黒に出して欲しかった…》と悲鳴が上がっている。
人気投票の上位が次々物語から退場
また、すでに「十種影法術」の真価が描かれてしまったことで、今後伏黒が活躍する可能性が少なくなったと予想する人も。
SNS上では、《宿儺が式神ガンガン出すから伏黒の出番マジでなくなりそう》《もう伏黒が今後生存・活躍することはないってこと?》《今後伏黒が体を取り戻したとしても十種影法術で戦う展開はない気がする》といった意見が飛び交っていた。
一般的には読者人気が高いキャラクターほど作者の寵愛を受け、出番が多くなるものだが、「呪術廻戦」の作者・芥見下々の場合には事情が異なる。
五条悟に狗巻棘など、人気キャラクターたちを積極的に物語から退場させてきた過去があるからだ。
五条も狗巻も初期から熱狂的なファンがついており、キャラクター人気投票ではつねに上位層に位置していた。さらにいえば、伏黒も第2回で圧倒的な票数を集め、1位に輝いていたのだが、だからこそ出番を奪われる憂き目にあってしまったのかもしれない。
つい先日、3月3日から3月20日にかけて第3回キャラクター人気投票の募集が行われたばかりだが、そこで上位となった人物もやはり退場してしまうのだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『呪術廻戦』22巻(芥見下々/集英社)