『ジョジョ6部』最終回で原作改変! ラストシーンにあの人物が…「最高のアニオリ」

『ジョジョ6部』最終回で原作改変! ラストシーンにあの人物が…「最高のアニオリ」

『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1巻(荒木飛呂彦/集英社)

荒木飛呂彦の人気漫画を原作としたアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の最終回が、4月7日に地上波で放送された。原作では賛否両論を呼んだエピソードだが、さまざまなアニメオリジナル描写の追加によって、“神回”へと生まれ変わったようだ。

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※『ストーンオーシャン』最新話の内容に触れています

同アニメは、空条承太郎の娘である徐倫を主人公としたストーリー。「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所」を主な舞台として、DIOの意志を継いで「天国」を目指すプッチ神父との戦いが描かれている。

物語終盤、プッチ神父は「メイド・イン・ヘブン」によって時を加速させ、徐倫たちとの戦いに勝利。最終回にあたる第38話『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』では、加速の末に一巡した世界で、エンポリオがプッチ神父と最後の対決を行った──。

ストーリーの展開はほとんど原作通りだったが、いくつかの描写でアニメオリジナルの改変が行われることに。

たとえば原作のエンポリオはプッチ神父との対戦時、「わからないのか?」「お前は『運命』に負けたんだ!」「『正義の道』を歩むことこそ『運命』なんだ!」と言いながら勝利をつかむ。

しかしアニメでは仲間たちの姿を回想しながら、「僕ひとりじゃあない、僕をここに送り込んだ徐倫お姉ちゃんの意志だ!」「ウェザーも、F・F、エルメェス、アナスイ、それに承太郎さんもだ!」「みんな未来なんか知らなくても覚悟があったッ!」といったセリフを放つのだ。

原作ファンたちはこの改変を絶賛しており、《「これはメインキャラ全員で掴みとった勝利だ」っていうことが、よりわかり易くなっててめちゃ好きなんだよなぁ…決して無駄死にではないんだよ…!!》《プッチへのカウンターとして最高のセリフだし、何よりジョジョの中の「覚悟」ってテーマへの解像度高すぎる》《これで自分の6部のラストにあった違和感が完全になくなった 良すぎるアニオリありがとう》といった声が上がっている。

秀逸な改変はセリフ以外にも

最終話のラストシーンは、パラレルワールドに飛ばされたエンポリオが、徐倫たちによく似た人々と出会うところで幕を閉じる。

そこでさらなるオリジナル描写が追加されていた。

運命の力で出会い、同じ車に乗って走り去っていくエンポリオたち。そこで空に徐倫を始めとしたメインキャラクターたちが映し出されたのだが、F・Fの姿も含まれていたのだ。

F・Fも徐倫たちのれっきとした仲間だが、原作の同シーンではなぜか彼女のシルエットだけ描かれていなかった。

アニメ化によってようやく救済されたと感じるファンも多いようで、《途中退場だったけどちゃんと仲間だとわかる最高のアニオリ》《FFが1番好きだったからアニオリで追加されてて泣いた》《FFいるし奥に虹かかってるとこがこの先の希望を表してる感ほんまディ・モールトベネ》と感動の声が相次いでいる。

徐倫役を演じた声優・ファイルーズあいを筆頭に、原作を愛するスタッフたちが集結して作り上げたアニメ「ジョジョ6部」。史上まれにみるほど好評なアニメ化として、語り継がれることになりそうだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1巻(荒木飛呂彦/集英社)

◆過去のアニメ「ストーンオーシャン」レビューはこちら

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