
VTuberファンの怒りが止まらない! 周防パトラ“クオリティ不足”ライブ発表が呼ぶ波紋 (C)PIXTA
キズナアイやミライアカリなど、運営会社の不手際によってトラブルが巻き起こりがちなVTuber業界。今度は“ASMRの女王”として有名な周防パトラが犠牲に遭っており、運営の「ななしいんく」に不信感を抱くファンが相次いでいる。
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クオリティ不足を告知した前代未聞のライブ
周防は4月29日、渋谷Spotify O-eastにてソロライブ『kawaii holic shibuya』を開催する予定。ところが開催まで10日ほどに迫ったタイミングで、「ななしいんく」公式ツイッターが驚きの声明を発表した。
3Dの舞台制作などに関して、「本来目指していたクオリティには届かない状態での開催となる見込み」だと報告したのだ。その原因は運営側の不備とのことで、出演者のせいではないと説明されている。
【周防パトラ Solo LIVE “kawaii holic shibuya” についてのお知らせ】 pic.twitter.com/jSy6Cu1MJy
— ななしいんく公式🍩 (@774inc_official) April 17, 2023
これを受け、周防は《今ちょっとパニックすぎて説明ができなくて明日させてください。ちょっと横になります》とツイート。そして翌日の配信で、あらためてイベントの現状について報告した。
周防の説明によると、先日リハーサルを行った際に不備が発覚し、運営から謝罪を受けたとのこと。ただ、「(自分の)伝え方が悪かったのかもしれません」「運営だけの責任ではないと思っております」と擁護も行っており、今は運営がクオリティ向上のために尽力していると述べていた。
さらにその後、周防はライブのリハーサルを行ったようで、《ステージなどが感動するくらい可愛いさがパワーアップしていました。ありがとうございます》とツイートで報告している。ひとまずは運営との確執は存在しないようだ。
ライブリハに行ったらステージなどが感動するくらい可愛いさがパワーアップしていました。ありがとうございます🙇サングラスしてギターかき鳴らしてました😎🎸
— 周防パトラ🦀❤️ななしいんく (@Patra_HNST) April 19, 2023
「演者の盾」として批判の声も
周防が運営をフォローする動きを見せたこともあり、ライブの準備はいい方向に向かっているが、それでも不満を抱えたままのファンは少なくない。
SNS上では、《なんで運営の不備を演者に謝らせてるの? 本人にこう言われたらファンは返金対応をしないよね?》《運営の責任者は頭を下げず、性懲りもなく演者に謝罪させて終わりか》《運営が100悪いんだから。演者に謝らせんなよ》《演者の盾を利用して批判かわす気じゃん》といった怒りの声が上がっていた。
「ななしいんく」は今年に入ってから、激動の時を迎えている。事務所名を「774inc.」から変更したことに加えて、1月には人気VTuberの小森めとが『ぶいすぽっ!』へと移籍。3月には『有閑喫茶あにまーれ』や『ハニーストラップ』といったユニットが解消され、全員が「ななしいんく」所属へと変更された。
そんななか、世間を大きく騒がせることになった周防の騒動が勃発。その影響で瀬島るいが4月20日に予定していた誕生日記念3Dライブが延期され、活動休止にまで発展している。
いつも応援してくれているリスナーさんへ
4/20(木)の3D 誕生日ライブについて、大切なお知らせです
詳しくは画像を参照していただけるとうれしいです pic.twitter.com/g3As1ZKL7B— 瀬島るい📮🦴ななしいんく (@Rui_Seshima) April 18, 2023
すでに「ななしいんく」としての新体制に不安を抱くファンも出始めているが、信頼を取り戻すことはできるだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
FabrikaSimf / PIXTA