水の都『ヴェネツィア』で絶景スポットめぐり!【バーチャル旅行】

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新型コロナウイルスの感染拡大は留まることを知らず、世間ではまだまだ自粛ムードが継続中。遠出や旅行に出かけるのは躊躇してしまう…という人も多いだろう。そこで本企画では、『Google ストリートビュー』を活用した〝バーチャル旅行〟をご提案。自宅にいながら観光気分を満喫して、溜まった自粛疲れを吹き飛ばそう!

今回訪れるのは、イタリアが誇る世界遺産の街・ヴェネツィア。大小合わせて150に及ぶ運河が存在する、唯一無二の「水の都」だ。その景観はまるで絵画のように美しく、映画『ベニスに死す』を始めとしてさまざまな芸術作品の舞台となってきた。

観光の出発点として選んだのは、ヴェネツィアをめぐるヴァポレット(水上バス)の乗降場が集まる『サンタルチア駅』。さすが水の都というべきか、駅を一歩出ると目の前には巨大な運河が待ち受けている。

ヴェネツィアを二分するように走るカナル・グランデ運河を下っていくと、最も有名な橋の一つ『リアルト橋』に出会う。ゆるやかなアーチを描く白い大理石は、〝白い巨象〟という異名を持っているらしい。

続いて訪れたのは、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院などの名所と面している『サン・マルコ広場』だ。あのナポレオンが絶賛したという逸話があり、〝世界で最も美しい広場〟と称されることも。広場の中には街のシンボルである『鐘楼』が高くそびえ立ち、独特の存在感を放っている。

色とりどりの絶景スポットがお出迎え

『ため息橋』はサン・マルコ広場から歩いてすぐの場所にある観光名所。かつて橋は牢獄に続いており、囚人たちが〝ため息〟をつくことからその名が付けられたという。しかし、現在ではデートスポットとして高い人気があり、橋の下でキスをすると永遠の愛によって結ばれる…という逸話も存在する。

カナル・グランデ運河に架かった『アッカデーミア橋』は、現代では珍しい木造の橋。周囲には色彩豊かな家々が立ち並んでおり、橋の上から見た景色はまさに絶景だ。

ヴェネツィア本島の観光を終えたら、水上バスで数十分の位置にある『ブラーノ島』までぶらり。ピンクやブルーなどカラフルな色合いの街並みが広がる島の中は、見る者を夢のような時間に誘ってくれる。

ヴェネツィアは比較的小さな島で、観光スポットが密集しているのが特徴。実際に現地へと訪れたらどんなルートで巡ろう…と想像しながらストリートビューを操るのも楽しいかもしれない。

文=田村瞳

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イグのマスタ / PIXTA

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