食事中にゲロする沙都子! あの名シーンがついにお披露目も「物足りない」の声【アニメ『ひぐらし業』10話】

『ひぐらしのなく頃に業』1巻(原作:竜騎士07/07th Expansion、漫画:赤瀬とまと/KADOKAWA)

終わらない惨劇の連鎖を描くサスペンスアニメ『ひぐらしのなく頃に業』(TOKYO MXほか)の第10話が、12月3日に放送。ファン待望の“名シーン”が描かれたものの、一部からは不満の声が上がっているようだ。

【ネタバレあり】第10話「祟騙し編 其の弐」

今回は北条沙都子の家庭環境をめぐり、前原圭一たちが奔走する様が描かれることに。沙都子が叔父・鉄平から虐待を受けている疑惑が浮上し、児童相談所への通報も行われるのだが、事態は一向に改善しない…。

そんな中、突如として明るい表情を浮かべながら登校してくる沙都子。周囲は困惑しつつも、以前のような元気そうな振る舞いに安心感を覚える。

5人で迎えた、久しぶりに平和なランチタイム。竜宮レナのお弁当の中身を見た圭一が「お、これはかなりうまそうだ。よって沙都子の分はなし! 俺が全部食って、感想だけ聞かせてやろう」と言うと、挑発に乗った沙都子は「なんですって! わたくしにもよこしなさいな」と応戦。そんな沙都子の様子を見て、圭一は笑みを浮かべながら頭を撫でようとする。

しかし頭に手が触れる瞬間、沙都子は異常な反応を見せ、手を振り払う──。そして周囲が戸惑う中、いきなり激しく嘔吐してしまうことに。圭一に声をかけられても拒絶反応を示し、涙や体液を垂れ流しながら「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…」「もう嫌です、やめてください、許して!」と訴えるのだった。

日常シーンに割り込んできたサスペンス描写に、視聴者からは《沙都子の嘔吐、旧アニメ版以上に生々しかった…》《沙都子ちゃんの嘔吐シーンを見てつらい気持ちになった。もう1回見てきます》《令和になっても沙都子の嘔吐が見れて安心した》《ひぐらし名物・沙都子の嘔吐いただきましたァ!》《初代も業も沙都子ちゃんの嘔吐シーンはトラウマでした》といった声が上がっている。

ちなみに現在放送されている「ひぐらしのなく頃に業」は、完全新作ではあるものの旧作のストーリーと鏡のようにリンクしているのが特徴。「祟騙し編」は旧作の「祟殺し編」と対応しており、そこでも圭一とのやり取りで沙都子が嘔吐するシーンが。しかし旧作では暴れる沙都子によって圭一が教室の端まで吹き飛ばされるなど、よりダイナミックな演出が行われていた。

そのため今回の演出を“物足りない”と感じるファンも多いようで、《沙都子の火力が落ちてるな》《業の沙都子は圭一を壁に吹き飛ばすパワー型ではないのね》《沙都子お前…圭一を教室の端から端まで吹き飛ばす筋力を失ってしまったのか…?》などといった感想も…。

沙都子の身に異変が起きている最中、親友である古手梨花はその様子をなぜか真顔で見据えていた。謎めいた描写がいくつも秘められた「祟騙し編」だが、今後沙都子が救済される可能性はあるのだろうか?

アニメ『ひぐらしのなく頃に業』公式サイト

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

【あわせて読みたい】