『あつ森』で脳内がハッピーに!? 名門大学が意外な研究結果を発表

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今年9月末の時点で約2600万本を売り上げるなど、大好評を博した『Nintendo Switch』向けゲーム『あつまれ どうぶつの森』(以下、「あつ森」)。「あつ森」はご存知の通り、かわいいキャラクターたちに癒されるほのぼのとした内容だが、ゲームを楽しむ以外にも意外な効果が秘められていたようだ。

イギリスの『The Guardian』や『BBC NEWS』がこぞって取り上げたのは、オックスフォード大学のアンドリュー・プシビルスキ教授による研究。プシビルスキ教授は「あつ森」と『Plants vs Zombies』という2つのゲームを用いた研究により、ゲームを長時間プレイする人はプレイしていない人よりも、より幸せを感じる傾向があることが分かったと発表。プシビルスキ教授曰く、「『あつまれどうぶつの森』を1日4時間毎日プレイする人は、そうでない人よりもかなり幸せである可能性が高い」のだそう。

ゲーマーに対する意外な朗報に、ネット上では《僕はこれからもゲームしまくりますね》《最近ダルいなって思ってたのはゲームをしなかったからなのか》《よし、もっとゲームしなきゃ!》《「ゲームを楽しんだ人の方が幸せ」ってそりゃそうだろ!》《週末に飯も食わずにゲームをやっていたのは正しい選択だったようだ》といった声が続出。我が意を得たりとばかりに喜びをあらわにしている。

令和になっても根強い「ゲーム害悪論」

ゲームを楽しんだ人ほど幸福度が高いという研究の一方で、ゲームを悪者とするような風潮は未だに根強く残っている。かつては『ゲーム脳の恐怖』というセンセーショナルな本が出版され、「ゲーム脳」という言葉が流行することに。ちなみに同書の帯には「テレビゲームが子どもたちの脳を壊す!」とデカデカと記載されており、ゲーマーたちの存在を真っ向から否定するものだった。

そして、2019年5月にはついにWHO(世界保健機関)が「ゲーム障害」を国際疾病分類の1つとして認定。「ゲームをする時間をコントロールできない」「他の生活上の利益や日常の活動よりもゲームを優先する」「ゲームによって問題が起きてもゲームを続ける」などの症状が12カ月以上続いた場合に診断されるが、一部の研究者からは疑問の声も上がっているようだ。

とはいえ、ゲームは今となっては〝生活にあって当然〟のコンテンツ。単に遊ぶだけでなく、社会的に役立つ方向性で活用しようとする動きもある。たとえば教育・学習を主な目的とするゲームのジャンルは「シリアスゲーム」と呼ばれ、国内外で研究が進められてきた。

もちろんゲームにかぎらず、何事も〝やりすぎ〟はよくないもの。本当の病気にならないように、適度な範囲で満喫してみてはいかがだろうか。

文=川崎かほ

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