「辞めますから」と言う派遣にウンザリ!“やめるやめる詐欺”への賢い対応とは?

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職場で過ごす時間は、人生の大半を占めると言っても過言ではない。そんな中で人間関係が上手くいかず、大きなストレスを抱えている人も多いのではないだろうか。とあるネット掲示板では、事あるごとに「辞めますから」と主張してくる人間に悩まされている…という投稿が話題を呼んでいるようだ。

投稿者は数年前まで派遣社員として働いており、そこから正社員として雇用されたそう。今は派遣社員を管理する立場にいるらしく、その責任感に戸惑っているという。それでもなんとか仕事に慣れ始めた頃、彼女は1人の派遣社員に悩まされるように。

その派遣社員は仕事ができるにも関わらず、しきりに「辞めちゃおっかな」「娘が就職決まったら辞めようと思ってるんです」「通勤時間が長いから辞めたい」「体調が辛いから辞めようかな」などと言ってくるそう。投稿者は最初こそ親身になって慰めていたが、次第に疲れてしまい、「辞めてほしい」と考えるようになったとか。今度同じようなことを言われた際、どう返答するべきか…とアドバイスを求めていた。

このような“やめるやめる詐欺”への対応として、ネット上では《今度言われたら、そうですねと言ってあげたらどうでしょうか》《ホウキで掃き出しちゃってください。そんな人材。強気な態度でいきましょう》《かまってあげる必要はない。スルーしちゃいましょう》など、強気な態度をとるべきというアドバイスが続出。

その一方、上司に伝えるべきだと考える人もいるようで、《上司に派遣社員のセリフを伝えるべき》《もう一段階上の人を連れてきて、その人の前で同じことを言ってもらいましょう》《人事に取り合ってみてはいかがでしょうか》といった声も上がっている。

本当は辞める気がない? 謎めいた心理を解明

百害あって一利なしとも言える“やめるやめる詐欺”には、相手に引き留めてもらいたいという心理が潜んでいる。「あなたが必要だ」「辞めないで」といった言葉をかけてもらうことで、自分の価値を再確認したいという願望だ。そもそも本当に辞めるつもりなら、同じ相手に何度も相談を繰り返すことはないだろう。

また、不満を口にすることで“ガス抜き”を試みているというパターンも。給料や人間関係など、会社に勤めていればさまざまな不満が生じるもの。しかし誰かに苛立ちをぶつけたり、共感しあうことで怒りが収まることもある。もしかすると彼ら、彼女らは職場を辞めないために感情のはけ口を求めているのかもしれない。それは他人をサンドバッグのように扱う行為なので、ターゲットとなった側からすればたまったものではないだろうが…。

ただ、もしガス抜きを必要としている相手が優秀な人材で、手放したくない場合には事情が異なってくる。親身になって不満を取り除いてやれば、問題は解決するかもしれない。しかしここで下手に出すぎると、無茶な条件を突きつけられてしまう可能性もあるので、バランス感覚は難しい。相手が足元を見るような条件を提示してきたら、スッパリと拒絶してもいいだろう。

立つ鳥跡を濁さずということわざがあるように、本当に仕事を辞めたい人は黙って辞めるもの。やめるやめる詐欺をする人を増長させ、モンスターのような“かまってちゃん”を生み出さないためにも、相手の欲求に付き合いすぎるのは控えたいものだ。

文=城門まもる

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