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男女間で親交を深めた時、相手がどういうつもりで仲良くしているのか推し量るのは難しい。お互いに恋愛感情がなければいいものの、どちらかが〝勘違い〟した瞬間に友情は終了してしまう…。世間の女性たちは、いかにして男女の友情を維持しているのだろうか?
ネット掲示板で話題になっているのは、「付き合う気がないのに2人で会うのはアリかナシか?」という女性のお悩み。投稿者は大学生で、同じゼミにいた男性と意気投合することに。2人きりの飲み会にも出かけたことがあり、次はイルミネーションを観に行く約束をしたという。とはいえ、投稿者は彼と恋人として付き合う気はゼロ。そのため、「クリスマスも近い今の時期に2人で会うのはやめた方がいいのでは…」と迷っているそうだ。
女性の側にその気がなかったとしても、男性は隙あらば〝ワンチャン〟を狙うもの。2人きりで会うことをデートと解釈して、脈があると勘違いするパターンは珍しくない。掲示板上では〝会うのはやめるべき〟と考える人が多いようで、《思わせぶりなことすると後々厄介なことに巻き込まれるから、断るのがお互いのため》《気持ちがはっきりしているなら、デートっぽい場所は行かない方が無難》《やめておいた方がいいよ。相手だけじゃなく、周りも勘違いしたら面倒だ》《思わせぶりな態度はやめてあげなよ》といった声が続出していた。
その一方、拒絶する必要はないという考え方もあるようで、《他の友達も誘おうって言ってみたら? その反応で判断する》《それで好きになってくる可能性もあるし、とりあえず行けばいい》《「ゼミ内で付き合わない」とか自分のスタンスを話して、それでも誘われるようなら遊び続けてもいいのでは?》などのアドバイスが寄せられている。
友情をキープするための方法とは?
男女間で友情を成立させるには、お互いに性的な魅力を感じないことが大前提。第一印象の時点でどちらかが異性を意識してしまったら、その時点で友達でいるのは難しいかもしれない。友情を育むなら、「人間的な魅力は感じるものの、恋愛感情は抱けない」という人を選ぶのがベストだろう。
そんな姿勢でいても、気づけば相手を勘違いさせていた…という事態は十分ありえる。一体どうすれば、大切な友人を「勘違い男」にさせずに済むのだろうか。手っ取り早いのは、日頃から相手とは真逆のタイプが好みだと語っておくこと。その上で「いい人がいたら紹介してほしい」と頼んだり、「他に気になっている人がいる」とアピールしておけば、向こうも手を出しづらくなるはず。
そしてなにより大切なのが、飲み会の席での行動。お酒に酔って雰囲気に流されやすくなる上、相手の気が大きくなってアプローチしやすくなるため、「絶対にノー」という意志を強く持っておくべきだ。またベロベロに酔っ払った姿を見せると、思わぬギャップにやられて関係に変化を起こしてしまう可能性も。自分では情けない姿だと思っていても、泥酔フェチは一般的な性癖として存在しており、SNS上では《泥酔した女ってかわいいよなあ…》《女が泥酔して暴れてるところ見ると好きになる》《けっきょく泥みたいに酔ってる女が一番色っぽい》といった声があがっている。
そうは言っても、長く友達でいるうちに愛情に変わる可能性があるのが、男女の友情の難しいところ。友情が成立している状態は、一般的に考えられているよりずっと貴重なものなのかもしれない。
文=川崎かほ
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