義両親と暮らすなんて絶対イヤ…「二世帯同居」を避けるべき理由とは?

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現代においては、「結婚する=夫婦2人での生活をスタートさせること」だと認識している人が多いだろう。厚生労働省の「平成30年 国民生活基礎調査」によると、65歳以上で子ども夫婦と同居している人の割合は、年々減少傾向に。核家族化が進んでいることがうかがい知れる。

しかし世間には、「結婚したら何が何でも子ども夫婦と同居するべき」と考えている親もいるようだ。とある掲示板では、結婚の条件として「二世帯同居」を突き付けられたという女性の書き込みが注目を集めている。

投稿者は恋人と付き合いはじめた当初から、「結婚するならこっちに来てもらわないといけない」と言われていたそう。そして去年からはついに、実家を二世帯にするべくリフォームをスタート。それまではプロポーズもされていない段階だったためスルーしていたものの、きちんと話をしなければいけなくなったという。

ちなみに彼女の母親は二世帯同居に大反対で、最初は2人でそれぞれの実家の中間地点に住むべきだと主張。そこで彼女は自分の意見を決めかねており、母と彼氏の間で気持ちが揺らいでいるらしい。

ネット上では、二世帯で同居することに対して嫌悪感を露わにする人が続出。《私だったら同居自体嫌なので、全力で逃げる》《双方がストレスなく円滑に付き合うためには、スープが冷えてしまう距離が必須》《やめときなはれ。お母さんがどうのじゃなくて、たとえ二世帯でも同居は良くない。絶対後悔するから》など、義理の親と一緒に住むことを全力で止める声が上がっていた。

また、それぞれの親や家庭の都合に合わせ、優柔不断な態度をとる彼女に対してやきもきする人も多いよう。《一生そうやって、相手の意のままに我慢して生きていくつもり?》《結婚するにしてもしないにしても、大切なのはあなた自身の気持ちだよ》などと、“自分”を強く持つように促す声が目立つ。

二世帯同居は不満がたまりやすい!?

二世帯住宅は、ほぼ全ての設備を一緒に使う「完全同居型」と、キッチンやお風呂、玄関など一部の設備を共有する「部分共有型」、すべての設備を分離した「完全分離型」に分けられる。共有部分が多ければ多いほど建築費用を抑えられる反面、プライバシーが確保しづらくなるというデメリットも。

では、実際に二世帯同居ではどのスタイルを選ぶ人が多いのだろうか。2019年11月28日~12月1日にかけて行われた、エニワン株式会社の「二世帯住宅に関するアンケート調査」によると、2年以内に二世帯住宅を建てた人のうち、完全分離型を選んだ人は25.2%。逆に言うと、約75%の人がなんらかの形で義両親と普段から接触する住居に住んでいるようだ。

二世帯住宅で同居することに関して、《家族がいつもそばにいるという安心感がある》《心配事があるとお互いに頼りにできる》といったポジティブな側面も確かに存在する。しかしプライベート空間が少ない点や、生活のペースを乱されてしまう点、さらには嫁姑問題が最悪な時に顔を合わせづらい…など、同居がストレスにつながっている人も多い。ネット上では《部分共有型にしたが、住んでみて完全分離型にすれば良かったと後悔…》といった呟きも見受けられる。

また、二世帯同居は人間関係や金銭面でトラブルが起こりやすく、それが離婚率を高めているという説もある。“もともと何処吹く他人”である義理の親とは、価値観や世代による感覚のズレがあるのも仕方がないこと。もし同居を打診された場合は、自分が他人の集団の中で生活できるか、しっかり見極める必要がありそうだ。

文=川崎かほ

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