『ONE PIECE』サンジが情けない? 1005話に賛否「かっこよかったサンジ返して」

『ONE PIECE』1巻(尾田栄一郎/集英社)

3月1日発売の『週刊少年ジャンプ』13号に、マンガ『ONE PIECE』の1005話『悪魔の子』が掲載された。作中でサンジが意外な行動をとり、ネット上で賛否を巻き起こしている。

※『ワンピース』最新話の内容に触れています

現在、サンジは飛び六胞・ブラックマリアと対戦している真っ最中。しかし騎士道精神によって、女性の姿をしたブラックマリアに手を出せず、一方的になぶられていた。

ブラックマリアの目的はニコ・ロビンにあり、サンジを拷問することで、ロビンをその場に呼び出そうとする。周囲のモブキャラたちは、当然サンジがロビンをかばうと予想するのだが、そこで意外な展開に。サンジは「助けて!!!」「ロビンちゃーん!!!」と、大声で助けを求めるのだった。

さらにサンジは、「ロビンちゃんが来てくれなかったらおれは」「殺される~!!!」などとアピール。その声は通信を通して島中に響いており、敵から「男がみっともねェ声出しやがって!!」と笑われてしまう。しかし助けに駆けつけたロビンは、サンジに向かって「頼ってくれてありがとう」「嬉しかったわ」とウインクを放つ──。

サンジの言動に違和感を抱いた読者からは、《最近のサンジ滅茶苦茶情けなくない? かっこよかった頃のサンジ返して》《サンジが仲間を頼るのは良いんだが、その過程が間抜け過ぎてなあ…w》《最近ちょっとサンジの描写が情けなさすぎて尾田くん見損なったぞになってる。今週のは流石にちょっとね…》といった声があがっている。

実はサンジの成長を描いた名シーン?

しかしそれ以上に多いのが、サンジの行動を称賛する声だ。《今週のサンジめっちゃカッコよかった! ここにきてさらに成長した》《情けないと思う方もいるでしょうが、サンジが騎士道を1つ捨てた良い回だと思う》《最近のワンピに対してのモヤモヤがかなり解消された。サンジの魅せ方最高すぎて尾田先生やっぱ神なんだなって》《ロビンちゃんとサンジくんの関係性が少し変わった瞬間だな~。ちょっと泣けちゃう。すげーーーー好きだな今回》といった声が相次いでいる。

サンジは元々、自己犠牲の精神を強く持っているキャラだ。ホールケーキアイランド編では、仲間たちを守るために麦わら海賊団を脱退。ルフィに手を出して、自分を見損なうように仕向ける一幕もあった。これはサンジの自己犠牲が悪い方向に働いた一件だと言える。

今回、サンジには「自分が犠牲になってロビンを守る」という選択肢もあったかもしれない。しかし一皮むけたサンジはそれをよしとせず、周囲から「情けない」と思われようとも、ロビンに戦ってもらうことを選んだ。その決断には、サンジの精神的な成長をうかがえるだろう。

女性に手を上げないという騎士道精神を守りながら、味方を頼ることで見事窮地を脱したサンジ。これまでの旅路を追いかけてきた読者なら、彼の姿を「情けない」とは言えないはずだ。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ

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