ポルナレフも“両右手”に!?『ジョジョ』3部でヒッソリと修正された表現

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第6部『ストーンオーシャン』のアニメ化が発表され、ますます注目が高まる『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。同作の中でも圧倒的な人気を誇っているのが、スタンドバトルが導入された第3部『スターダストクルセイダース』だ。

第3部はコミックスの12巻から28巻にかけて描かれたが、実は連載版と単行本では若干異なる内容が収録されているらしい。本稿では、あまり知られていない修正内容の数々をまとめてご紹介していこう。

実は権利問題が発生していた?

■タロットカードのデザイン変更
「シルバーチャリオッツ(銀の戦車)」や「ハイエロファントグリーン(法皇の緑)」といった名前から分かるように、3部に登場するスタンドの一部はタロット占いがテーマとなっていた。作中では、それぞれの元になったタロットのカードが描かれる場面もあるのだが、実は雑誌掲載時とコミックスではデザインが変更されている。

その理由は、雑誌掲載時には市販のタロットカードを元にしたデザインとなっていたため。権利問題が発生したことで、コミックス化の際に作者・荒木飛呂彦によるオリジナルデザインへと差し替えられた。

なぜ市販のタロットカードを参考にしたのか、真相は闇の中。しかしファンにとっては、荒木のオリジナルデザインを見られるため、喜ばしい変更だったはずだ。

■花京院の果たし状に痛恨のミス!?
花京院典明は当初、主人公・空条承太郎に襲い掛かる恐ろしい刺客として登場した。しかしコミックス13巻収録の『戦慄の侵入者の巻』では、そんな花京院の〝うっかりミス〟が描かれている。

花京院は承太郎がケガを手当てできるように、1枚のハンカチを手渡す。それを開くと、「空条承太郎 本日中にきさまを殺す わたしの幽波絞で! 花京院典明」という一文が記されているのだが、そこには致命的な誤植が含まれていた。なんと〝幽波紋〟の〝紋〟が、〝絞〟という字になっていたのだ。

生真面目な花京院らしく、手紙には幽波絞(スタンド)とルビまで振られていた。そんな手の込んだ果たし状だったからこそ、なかなか恥ずかしいミスだ。あるいは、ここで芽生えた「クールなのにちょっとヌけている」という印象が、この後の花京院の人気につながったのかもしれない。