アニメ『シャーマンキング』第4話“麻倉葉”の名言が台無しに… 原作カットにツッコミ殺到

『SHAMAN KING』1巻(武井宏之/講談社)

アニメ『SHAMAN KING』(テレビ東京系)の第4話『ベストプレイス』が、4月22日に放送された。そこで主人公・麻倉葉の名言が登場したが、リメイク版ならではのスピード感によって意味不明な〝迷言〟になってしまったようだ。

※アニメ『SHAMAN KING』最新話の内容に触れています

第4話で描かれたのは、〝木刀の竜〟の通り名を持つ梅宮竜之介をめぐるエピソード。木刀の竜は仲間たちと共に、心の底から安らげる安息の地・ベストプレイスを探しまわる。しかしそこで、阿弥陀丸に恨みを持つ悪霊・蜥蜴郎(とかげろう)に取り憑かれてしまう。

蜥蜴郎は姑息な策によって葉たちを追い詰めるが、激しい戦闘の末に敗北。恐山アンナがトドメを刺そうとすると、葉は「そのままあの世へやっちまったら、一体誰がそいつを救うんだ」とそれを止める。そして蜥蜴郎のために、躊躇なく自らの身体を差し出すのだった。

身体を張った説得によって蜥蜴郎は改心し、仲間の大切さを知ることに。そこで葉は、「団子はみんなで食うからうまいんだよ」と深い一言を放ってみせる。

なんの前触れもなく現れる“団子”の謎

今回登場した団子のくだりは、葉の性格がよく表現された名ゼリフとして有名。しかし、リメイク版では原作のセリフが忠実に再現されているわけではなく、団子が出てくる一連の前振りが全てカットされている。

そのため、ネット上では《蜥蜴郎の回想を丸々カットしてるから、なんのこっちゃって感じの台詞になってるな》《このセリフ、カットされた部分がないと意味なくない?》《団子のくだりがいきなり出てきて笑ってしまったwww》《突然の団子発言にまん太ばりに画面の外からつっこんでしまった》《蜥蜴郎の一連の台詞がばっさりカットされてるのに、最後に「団子は~」で締めるのは唐突な感じがしてちょっと残念》などとツッコミが続出していた。

原作ではこのセリフを発する際、事前に蜥蜴郎が「この世は奪るか奪られるか。てめぇが食ったダンゴのせいで誰かがダンゴを食いのがす」「だからオレがダンゴを喰う方を選んだ」と話すシーンが。そんな蜥蜴郎に対して、葉が「みんなで食うから」と話すからこそ名言として成立していた。ところがリメイク版では蜥蜴郎の話がカットされたことで、脈絡のない発言となってしまっている。

アニメとして構成する以上、スピード感を大事にするのは悪いことではない。しかし、それによって原作の魅力が損なわれては本末転倒。ファンが納得する内容へと軌道修正できればいいのだが…。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『SHAMAN KING』1巻(武井宏之/講談社)

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