アニメ『チェンソーマン』は成功するのか? 原作ファンの不安ポイント“構図センス”

『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)

昨年12月に第1部の公安編が完結した漫画『チェンソーマン』。同時にアニメの制作が発表されたが、ファンからは映像化に不安の声もあがっている。

アニメ『チェンソーマン』を手掛けるのは『呪術廻戦』、『進撃の巨人 The Final Season』、『ドロヘドロ』で高い評価を得た『MAPPA』。作者の藤本タツキは、《ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!? そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!! どうかよろしくお願いします!!》とのコメントを発表していた。

『MAPPA』制作ということで安心かと思いきや、同作のファンからは《漫画のセンスがよすぎ。画風といい、アニメ化は失敗する》《漫画の構図センスが最高なわけで、動かしていいわけではないもんな》《原作既読のこれじゃない派と、アニメから入った肯定派で揉めそう》《オシャレでセンスあるっしょみたいな感じにすんのはやめてくれ》《アキの「コン」とかアニメでどうすんや》《静止画でしか出来無い表現をやりすぎや》といった声があがっている。

たしかに『チェンソーマン』は画で魅せる漫画。漫画の究極系といってもいいほど、無駄をそぎ落とした表現が魅力のひとつだろう。アニメと漫画は表現技法が違うため、漫画をそのままアニメ化しても意味がないのは歴史が証明しているところだ。

アニメ『チェンソーマン』に寄せられる期待の声

しかし一方で、原作漫画の持つ力を信じるファンも多く、《マンガのセンスをそのまま落とし込めば勝ち確》《散々アニメ化不可能と言われたドロヘドロ映像化できたし、チェンソーマンもいけるだろ》《ドロヘドロの制作陣を集めればチェンソーマンのアニメは失敗しないと思うんだ…》《アニメーターにファン多そうだから動きは良くなりそう》《仮にコケてもクソ映画扱いで割り切れるから実質失敗しなさそう》といった声も聞かれる。

『MAPPA』はアニメ化決定の時、《何としてもMAPPAが映像化したいと、心の底から願っていました。「チェンソーマン」の映像化を待ち侘びた世界中のファンの皆様に、スタジオの威信をかけて最高のアニメーションをお届けしたいと思います》と心強いコメントを発表している。

漫画表現をそのまま映像に落とし込んだ作品といえば、ザック・スナイダー監督が手掛けた映画『ウォッチメン』や『300』などが有名だろう。漫画を絵コンテにそのまま採用したような彼の作風は、漫画ファンからは好評だったかもしれないが、〝映画〟というコンテンツとしては正直イマイチだったことは否めない。

また『チェンソーマン』はコミックス9巻が発売されたときに公開されたPVの出来が抜群。そのため、《PVがセンスの塊だったからな…》《静止画MADみたいな感じでやってほしい》《ジャンプアニメは静止画編集PVの方がいい出来とかザラにある》といった声もあるほどだ。

『MAPPA』が威信をかけて制作するというアニメ『チェンソーマン』は映像として、どのような出来栄えになるのだろうか。放送次期などはまだ不明だが、期待して待ちたい。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ

■『チェンソーマン』11巻(藤本タツキ/集英社)

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