Web漫画から再び“鬼才”誕生! 衝撃作『やすお』に「爆弾級の漫画」と大反響

Web漫画から再び鬼才が誕生! 衝撃作『やすお』に「爆弾級の漫画」と大反響

Web漫画から再び鬼才が誕生! 衝撃作『やすお』に「爆弾級の漫画」と大反響 (C)PIXTA

5月17日、『やすお』という読み切り作品が漫画配信サービス『コミックDAYS』で公開された。タイトルからは想像もつかない毒のある世界観やユニークで意外性のある展開などが評価され、漫画好きの間で「新たな鬼才の誕生」ともてはやされているようだ。

「やすお」は新人漫画家・吉田博嗣による作品で、『ヤングマガジン』の第491回(2021年3月期)「月間新人漫画賞」の入選作。物語は、家事を幅広くこなす汎用お手伝いロボットのような〝やすお〟が、一人暮らしをする愛子の家に届くシーンから始まる。掃除や洗濯など、さまざまな手伝いを命じる愛子だが、やすおにはとある秘密が隠されていた。

温かみのある絵柄で、ほのぼのとした空気感となっている一方、目が覚めるようなショッキングなシーンが満載。序盤はよくあるSF作品にも思えるが、読み進めるごとにじわじわと思わぬ方向へ突き進んでいく。中には同作を「現代社会の風刺」として、深く読み込もうとする人もいるようだ。

そのクオリティを目の当たりにした読者からは、《これは凄まじいな… 爆弾級の漫画》《自分の中でどう受け止めていいか言語化出来ない… 鬼才がばんばん出てきますね…》《すごい漫画だ。他人事ではなく、今起きている不安が描かれている》《話の構成がとても巧みで、物語に引き込む牽引力が凄い漫画だった》《めちゃくちゃ人間みたいなお手伝いロボットのお話だけど闇が深すぎてドン引き。心がゾリゾリ抉られるような歪んだ描写が最高でした》といった驚愕の声が巻き起こっている。

時代が変わる? Web漫画で次々開花する才能

最近ではWeb漫画を舞台に、新たな才能が続々発掘されている。たとえばまっさきに思いつくのは、『少年ジャンプ+』で4月6日から掲載が始まったオカルティック怪奇バトル漫画『ダンダダン』。同作は『チェンソーマン』や『ファイアパンチ』で知られる藤本タツキの元アシスタント・龍幸伸による作品だ。圧倒的な画力と派手なバトル描写、予想外の展開によって、多くの漫画好きの度肝を抜いた。

また、同じく「少年ジャンプ+」で3月16日に掲載された読み切り『ミーシア』も記憶に新しい。作者の吉野マトは2019年12月期の『JUMP新世界漫画賞』で準入選を果たした18歳の新人作家。緻密な伏線や映画のようなスタイリッシュな画面構成は、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』で知られる漫画家・うすた京介や『いぬまるだしっ』の大石浩二といったプロ漫画家も絶賛するほどだった。

これまではジャンプ系のメディアで発掘されることが多かった新鋭の漫画家だが、「やすお」の場合はマガジン系の「コミックDAYS」。今後は他メディアでも、次世代を担う漫画家が生まれてくるかもしれない…。

文=野木

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