『ゴールデンカムイ』282話“史実”は覆るのか? 土方歳三が「五稜郭」に現れる…

『ゴールデンカムイ』282話“史実”は覆るのか? 土方歳三が「五稜郭」に現れる…

『ゴールデンカムイ』25巻(野田サトル/集英社)

6月10日発売の『週刊ヤングジャンプ』28号に、大人気サバイバルバトル漫画『ゴールデンカムイ』の第282話『一刻』が掲載された。作中では、史実における土方歳三の無念を晴らすような展開が繰り広げられ、読者から歓喜の声が続出している。

※『ゴールデンカムイ』最新話の内容に触れています

ついに刺青人皮の暗号を解き、函館の「五稜郭」に到着した杉元一行。しかし突如として鶴見中尉の部下たちが現れ、バトルが勃発する。戦闘後、杉元は兵士の所持する電報を見つけるのだが、そこには「大至急 五稜郭へ」という指令が記されていた。

どうやら鶴見中尉も、ほぼ同じタイミングで暗号を解いたようだ。杉元たちは急いで探索を進めようとするが、金塊の場所はいまだ分かっていない。そこで杉元は、「五稜郭」に籠城して敵を迎え撃つことを提案。土方もすでに手を打っていたようで、ロシア軍と戦ってきた百戦錬磨のゲリラたちを招集したことを明かす。

強者ぞろいの「第七師団」が迫っているため、現状は杉元たちにとって切羽詰まった戦況だ。しかし土方は不敵な笑みを浮かべると、自分たちに大きな強みがあることを宣言。「この土方歳三が五稜郭で戦うのは二回目だ」「ここでの戦い方をよく知っている」と、闘志に満ちた発言を行うのだった。

土方歳三は運命を変えることができるのか?

ご存知の通り、土方歳三といえば「新選組・鬼の副長」として日本の歴史に名を馳せた傑物。史実では戊辰戦争の末、「五稜郭」の戦いにおいて最期を迎えることとなった。同作ではそんな土方が生き延びていた世界線でストーリーが展開されているため、現実で果たせなかった〝史実のリベンジ〟が描かれそうだ。

現実での無念を晴らすがごとく、「五稜郭」で二度目の戦いに挑むという筋書きは、まさに「ゴールデンカムイ」ならではのロマンあふれる展開。ネット上は《土方本人が心から望んでいたであろう「五稜郭再戦」を叶えてあげる神漫画にして神漫画家》《土方歳三が五稜郭で戦うぞおおおお》《現実では亡くなった場所で戦うとかね。最高オブ最高やん》《久しぶりに全身ブワーッと鳥肌たつくらい興奮した》《土方がかっこよすぎた。カッコイイ爺がいる作品は名作》《土方歳三に五稜郭で最終決戦させるの熱すぎませんかね》といった感動の声で溢れかえっている。

他方で、この戦いを死亡フラグとして捉える人もいるようで、《2度目の五稜郭戦で散りそうな気配しかなくてマジで無理なんだが…》といった声もチラホラ。過去に永倉新八から「死に場所が欲しいんじゃないのかね?」と言われていたことも、土方の未来に不安が膨らむ理由だろう。

「五稜郭」を舞台として、一体どのような戦いが繰り広げられるのか。そして土方は悲願を叶えることができるのか…。この先の展開は誰にも予想できない。

文=猿田虫彦
写真=まいじつエンタ
■『ゴールデンカムイ』25巻(野田サトル/集英社)

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