『ゴジラS.P』第12話ゴジラはただの舞台装置? 往年の特撮ファンからは不満続出

『ゴジラS.P』第12話ゴジラはただの舞台装置? 往年の特撮ファンからは不満続出

『ゴジラS.P』第12話ゴジラはただの舞台装置? 往年の特撮ファンからは不満続出(C)PIXTA

ゴジラシリーズの新作アニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』(TOKYO MXほか)の第12話『たたかいのおわり』が、6月17日に放送された。最終回の一歩手前ということで白熱した展開となったが、あまりにゴジラの出番が少なかったため不満を唱える視聴者が続出している。

※『ゴジラ S.P』最新話の内容に触れています

怪獣たちを止めるカギとなる武器「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」。この武器には紅塵を無効化する効果があるものの、その力を発揮するための「コード」が発見されていなかった。そこで神野銘は、「シヴァ共同事業体」研究所真下の超時間計算機へと移動。銘はBB、ペロ2と共に、超時間計算でコードの特定に取り掛かる。

一方、「オオタキファクトリー」の面々は自衛隊と合流。有川ユンは「オーソゴナル・ダイアゴナライザー」を入手すると、「未来の銘から届くメッセージ」が武器の起動コードだと推測する。銘を信じつつ、ユンはジェットジャガーや自衛隊とともに目的地である東京駅へと向かうのだった。

いよいよ対ゴジラ戦が間近に迫るが、BBは破局が最短3時間後に迫っていることを発見。さらには超時間計算機の空間が歪みだし、未来が分岐し計算結果も狂い始める…。

ゴジラの活躍を期待したファンの悲しみ…

最終回を目前として、世界の存亡を賭けた展開が繰り広げられた今回のエピソード。しかしSF的な盛り上がりがあった一方、肝心の「ゴジラ」はほぼ登場しなかった。ゴジラがメインでなく舞台装置となっている点について、ネット上では《これゴジラじゃなくていいやん?って感じはある》《劇場版アニゴジと一緒で怪獣がただの舞台装置にされている感じが否めない。要するにゴジラである必要がないってこと》《やっとゴジラが出たと思ったら出番は一瞬で次回最終回かぁ…。つまらなくはないんだけど、何か期待してた方向性とはちょっと違ったかなぁ》《どっちかというと、ラドンVSジェットジャガーなんですよね。ゴジラは特異点という名の舞台装置でしかなく、脅威感が薄い》と落胆する声が上がっている。

とはいえ、今作はもともとゴジラを含む怪獣たちの謎に、人間たちの知性が対峙するような構図だった。ゴジラの活躍が少ないのはやむを得ず、それでこそ本格SFとしての魅力が引き立つ…という評価もあるようだ。擁護派の人々からは、《ゴジラの周囲で動くドラマが予想できなくて面白い》《がっつりSFだから、ゴジラがメインじゃなくなっても構わないくらい楽しめた》といった好意的な意見が目立つ。

全体を通してゴジラの活躍は少なかったものの、今作がSF作品としての「新たなゴジラ像」を開拓したのも事実。最終回ではこれまで築き上げられてきた要素がどのように絡み合うのか、最後まで見届けたい。

文=野木

【画像】

master1305 / PIXTA

◆過去のアニメ「ゴジラS.P」レビューはこちら

【あわせて読みたい】