炎上アプリ『二ノ国』新作が“世界一”を達成! 日本のソシャゲはオワコンなのか

炎上アプリ『二ノ国』新作が“世界一”を達成! 日本のソシャゲはオワコンなのか

炎上アプリ『二ノ国』新作が“世界一”を達成! 日本のソシャゲはオワコンなのか (C)PIXTA

大人気RPG『二ノ国』シリーズの新作スマートフォン向けゲーム『二ノ国:Cross Worlds』(以下:ニノクロ)。国内ではあまりブレークしている印象のない同作だが、海外では好調だったらしく、世界一の記録を達成して話題を呼んでいるようだ。

「ニノクロ」は仮想現実ゲームによって〝もう一つの世界〟にたどり着いたプレイヤーが、壮大な冒険に挑んでいくという内容。トゥーンレンダリングによって表現された美しいグラフィックが大きな魅力だ。しかし6月10日にリリースされた際には、「利用規約」の中に「銀行口座番号(通帳の写し)」や「TIN(マイナンバー)」といった文字が並んでいたことで炎上。《利用規約が怖すぎたからやらない》などとユーザーが疑心暗鬼に陥っていた。

そんな同作だが、モバイルアプリ調査会社『Sensor Tower』の調査によって驚きの事実が明らかに。海外の売上を含めると、リリースからわずか11日間で1億130万ドル(約113億円)を稼いでいることがわかったのだ。これまで『ポケモンGO』が12日間で売上1億ドルを達成し、史上最短記録を保持していたが、「ニノクロ」が世界一の記録を塗り替える結果となった。

さらに「ニノクロ」の偉業は他にも。日本国内では現在、『ウマ娘 プリティーダービー』が社会現象を巻き起こすほどの人気を誇っている。しかし同じ調査によると、「ニノクロ」はそんな「ウマ娘」の約3倍以上の売り上げを叩き出しているという。実は「ウマ娘」は日本のガラパゴス環境で評価されているだけであり、「ニノクロ」こそが世界レベルのコンテンツなのかもしれない。

「ニノクロ」の成功を受け入れられない人々

予想だにしない「ニノクロ」の人気に、日本のネット界も騒然。しかしこの事実を受け入れられないのか、《覇権ゲーのような人数やオーラも感じないのに…。どういうカラクリなんだろ?》《全然そんな印象ないから疑わしいが》《ウマ娘の3倍の売上って流石に水増ししてない?》《二ノ国アプリ、スタートでトラブった割にめっちゃ売上あるのな》《流行ってる感じないんやけど》などと疑いの眼差しを向けている。

ここまで日本のネットユーザーが「ニノクロ」を敵視するのは、2019年に放映された映画『二ノ国』が絡んでいる可能性も。同作は現実世界と魔法世界の「二つの国」を舞台にした映画だったが、理解の難しいストーリー展開やキャラクター設定などで酷評が殺到していた。原作ゲーム自体の評価が高かったばかりに、映画での裏切りはファンを遠ざける要因に。それに加えてアプリ版の利用規約問題も巻き起こり、同シリーズへの不信感が生まれてしまったのだろう。

良くも悪くも日本人の期待を裏切ってくれる「二ノ国」。もはや日本の市場だけをターゲットとしたアプリ開発は、時代錯誤になりつつあるのかもしれない。

文=大上賢一

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Veres Production / PIXTA

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