『鬼滅の刃』炎上騒動で集英社が謝罪! 作者・吾峠呼世晴がやはり“聖人”すぎる

『鬼滅の刃』炎上騒動で集英社が謝罪! 作者・吾峠呼世晴がやはり“聖人”すぎる

『鬼滅の刃』炎上騒動で集英社が謝罪! 作者・吾峠呼世晴がやはり“聖人”すぎる (C)PIXTA

今年4月からネット上をざわつかせていた、人気漫画『鬼滅の刃』の複製原稿をめぐる炎上騒動。7月15日、ついにこの件についての正式な対応が明らかとなった。版元の集英社は全面的に非を認めているようだが、一部の「鬼滅」ファンからは呆れ声が相次いでいる。

騒動のきっかけとなったのは、『ジャンプフェスタ2021 ONLINE』で受注販売された「『鬼滅の刃』まるごと複製原稿セット」という商品。3万8500円(税込)という価格設定で、作者が執筆した際の〝生原稿〟を再現しているかのように紹介されていた。ところが実際は画像補正やトリミング処理が行われており、複製原稿とは到底言えない状態となっていたため、批判が殺到することに。

4月中旬に商品が発送されると、あまりのクオリティーの低さにクレームが続出。購入者の問い合わせに対して、集英社は経緯の説明や返金対応を行っていた。しかし、一部の購入者がきちんとした「複製原稿」として作り直すことを要求すると、予定していた通りの仕様であったとし、「作り直しは出来ない」の一点張りだった。

ところが約3カ月後の今になって、なぜか集英社は「複製原稿セット」の作り直し・交換対応を発表。その背景には、作者・吾峠呼世晴の〝鶴の一声〟があったようだ。同社の発表によると、吾峠から「複製原稿セット」の内容について確認があったという。それをきっかけに販売までの経緯を見直したところ、作者への説明と確認手順が不十分だったことが判明。作者の意向を汲んだものではなく、「『複製原稿』という商品名で販売すべきではなかった」として謝罪を行った。

編集部の“手のひら返し”に不信感を抱くファンたち

購入者の問い合わせに対しては頑なにミスを認めず、原作者からの指摘があってようやく謝罪へといたった今回の騒動。編集部の対応をめぐって、ネット上では《これはファンとして許せないな》《読者の意見は無視して、作者が出てこないと対応しないというのはどうなの… 結局作者に負担掛けちゃってるじゃん。しかもこれ4月から揉めてて対応が今って…》《吾峠先生やファンに迷惑かけて自社イメージにも傷をつけてマイナスしかないんだけど、最初から不誠実なことしなければいいのに》といった批判の声が相次いでいる。

また、作者の吾峠が介入せざるを得なかったことについても、《毎回ワニ先生に迷惑かけるなよ!》《ワニ先生が何も言わなかったら「お客様の想いに反する物」を作り直す気もなかったってことだよね。先生がどんな気持ちで意見してくれたのか考えるだけで胸が痛いし苦しいよ…》《いつも思うけど、吾峠先生と鬼滅の刃に対する扱いが失礼かつ雑だよね》と怒りを覚える人が多いようだ。

ちなみに「鬼滅の刃」に関しては、これまでも編集部によるミスが話題を呼んできた。昨年11月には、「鬼滅の刃」最終巻に「物語の結末に14ページの描き下ろし」を追加するとの発表が。しかしこれは誤りだったらしく、吾峠が公式ツイッターで謝罪文を掲載する事態となった。一般的に告知の決定権は編集部にあるものだが、この時はミスの責任を吾峠が被ったということになる。

一度信頼を失ってしまえば、それを取り戻すのは至難の業。吾峠や読者から見放されないよう、今後は誠意ある姿勢を見せてほしいところだ。

文=大上賢一

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