繰り返す炎上! アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』を生み出した“ミルパンセ”の品質管理…

繰り返す炎上! アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』を生み出した“ミルパンセ”の品質管理…

繰り返す炎上! アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』を生み出した“ミルパンセ”の品質管理… (C)PIXTA

アニメを作るには膨大な労力がかかるため、放送の途中で万策尽きる事態となってしまうこともしばしば。今年上半期には、なろう系アニメ『蜘蛛ですが、なにか?』(TOKYO MXほか)の作画崩壊が大きな注目を集めていた。同作を手掛けたアニメ制作会社『ミルパンセ』をめぐって、ネット上では不満の声が渦巻いているようだ。

「ミルパンセ」は2013年に設立された会社だが、これまでに『ベルセルク』をはじめとした話題作の数々を手掛けてきた。しかしその評判は、必ずしもポジティブなものばかりではない。たとえば2017年から放送された『Wake Up, Girls!新章』では、作画コストを抑えるための省エネ演出が頻出。それでも作画が不安定な回があり、《典型的な作画崩壊とカット少なくするための無駄に見切れてるシーンと静止画連発》《アイマス・ラブライブに比べて作画のクオリティは数段レベルで落ちる》といった声があがっていた。

また2019年に放送された『コップクラフト』では、アクション要素のある作品にもかかわらず静止画のようなシーンが度々登場。そのため、《紙芝居のような戦闘シーンに興醒めだった》《ストーリーはすごく面白かったけど肝心のアクションシーンに紙芝居が多かったのが残念…》と視聴者をガッカリさせてしまったようだ。

さらに作画だけでなく、制作スケジュールに問題が生じることも。TVアニメではスケジュールが追い付かない場合に総集編を挟むものだが、これまで触れてきた「ベルセルク」「Wake Up, Girls!新章」「コップクラフト」の全てに総集編の回がある。さらに最新作の「蜘蛛ですが、なにか?」では、最終回が放送延期になるという斬新な事態を迎えることとなった。

その一方で熱狂的な支持を受ける『てーきゅう』

そんな「ミルパンセ」作品だが、ファンから高評価を受けているアニメも存在する。その作品とは、テニス部に所属する女子高生4人組の日常を描いた『てーきゅう』だ。1話3分で構成されるショートアニメだが、第9期まで制作されるほど熱烈な人気を集めている。

同作は第1期から第3期までは『MAPPA』が制作を担当していたが、第4期以降は「ミルパンセ」の作品に。ショートアニメで作画コストが少ないことが功を奏したのか、アニメファンの間でもかなり高い評価を得ている。また30分枠の作品が次々炎上することから、《ミルパンセは30分アニメ作ってないで5分アニメのてーきゅう10期をはやく作るんだよ》《ミルパンセくんは、てーきゅうからやり直そうか》《ミルパンセくんはてーきゅうだけ作っててくれ》と熱望する人も少なくない。

スケジュール管理が甘いのは「ミルパンセ」だけではなく、日本のアニメ業界全般の問題と言える。ただ、打率があまりに低いとその中で悪目立ちしてしまうのも事実。今後「てーきゅう」のようなヒット作を生み出してくれることを期待したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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