『かぐや様』224話 大不評の“大仏編”ようやく終了! なぜ批判が殺到したのか…

『かぐや様』224話 大不評の“大仏編”ようやく終了! なぜ批判が殺到したのか…

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』22巻(赤坂アカ/集英社)

大人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の第224話『四宮かぐやの無理難題「仏の御石の鉢」編(9)』が、8月19日発売の『週刊ヤングジャンプ』38号に掲載された。大仏こばちと伊井野ミコをめぐるエピソードに早くも一区切りがついたものの、読者の間では激しい賛否両論を巻き起こしている。

※『かぐや様は告らせたい』最新話の内容に触れています

これまでの流れを振り返ると、大仏とミコは石上優との恋愛をめぐって対立していた状態。そこで大仏がミコを「上っ面の友達」と評したことが本人に伝わり、絶交にいたっていた。

前回の話では、ミコが四宮かぐやから「大仏こばちと仲直りしてみなさい」と難題を課されることに。さっそく難題を解決すべく、ミコは大仏と2人きりで本音トークを繰り広げていく。

まず大仏は、石上に好意を寄せていることを初めてミコに告白。それを踏まえて、ミコの恋を応援することはできないと打ち明ける。するとミコは、大仏との関係を「教室で隣の席だったから」程度のつながりと表現。しかしそれでも大仏が好きだと語り、大仏が望むのであれば「石上は諦める」と言う。ところが大仏は「そういえば私が折れると思ってない?」とツッコミを入れ、ミコも「バレた?」といたずらっぽく笑った。

身構えることをやめた2人は、落としどころを探すために胸のうちをさらけ出す。そしてお互いに納得できるところで、あらためて友情を再スタートさせるのだった──。

『仏の御石の鉢』編が賛否両論を呼んだ理由

おそらく今号をもって終りを迎えた『仏の御石の鉢』編。しかし多くの読者はこの展開に納得しておらず、とくに大仏へのヘイトを溜めているようだ。ネット上では《今回も大仏の何様感強かった…なんで石上攻略するのにこいつの許可いるんだ》《ミコちゃんは石上を不幸にしそうだから嫌って、お前は元カノか何かかーい!》《仲直りは良いけど大仏は好きになれそうにない》《大仏はミコのことを心底見下してるから友達って対等な関係を認めるのをプライドが許さないんだろうな》といった怒りが爆発している。

読者の中には《作者に失望した》という声まで挙がっているほど、賛否両論を呼んだ今回のシリーズ。しかしなぜ、ここまで不満を抱く人が多かったのだろうか。その理由としては「大仏の言動が迷惑すぎるから」と考えられるが、それだけではない。むしろ今まで描かれていたキャラクターと、今回の展開の矛盾こそが最大の問題だと思われる。

たとえば大仏はかつて応援団の団長と付き合っており、第112話では「クリスマスには男が必須」といった思想を匂わせる肉食系女子として描写されていた。陰ながら石上に執着する現在の大仏は、そんな過去と明らかに矛盾しているだろう。

また、かぐやは第184話などで「一番許せないことは秘密を守らない、陰口を叩くこと」だと常々言っている。しかし今回の話では、陰口を叩く大仏の味方として、被害者であるミコを糾弾しているため違和感が拭えない。

今回の「仏の御石の鉢」編は、1カ月もの長期休載を挟んでから始まった新展開だった。もしかすると、作者の内には十分に練られた構想があるのかもしれない。今後、読者を手のひら返しさせる展開が待ち受けていることを期待したいところだ。

文=「まいじつエンタ」編集部
写真=まいじつエンタ
■『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』22巻(赤坂アカ/集英社)

◆過去の「かぐや様は告らせたい」レビューはこちら

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