『週刊少年サンデー』の現状が悲惨… 看板作品の休載に「読むものがない」とぼやき声

『週刊少年サンデー』の現状が悲惨… 看板作品の休載に「読むものがない」とぼやき声

『週刊少年サンデー』の現状が悲惨… 看板作品の休載に「読むものがない」とぼやき声 (C)PIXTA

『週刊少年サンデー』といえば、『週刊少年ジャンプ』『週刊少年マガジン』に並ぶ三大週刊少年誌の1つ。しかし現在、そんな同誌の〝オワコン化〟が進行しているというウワサでネット上は持ちきりだ。

そもそものきっかけは、9月8日に発売された「サンデー」41号にある。同誌の人気連載といえば、幅広い世代を夢中にさせている看板作品『名探偵コナン』や、「マンガ大賞2021」を受賞したファンタジー漫画『葬送のフリーレン』を挙げる人が多いだろう。しかし、今号は両作品共に休載(コナンは46号まで休載)。さらに大人気野球漫画の続編『MAJOR 2nd』も休載となっており、まさに飛車角落ちの状態だ。

人気作品が軒並み掲載されていないという異常事態に、「サンデー」読者からは《サンデー定期購読してるんだけど今週はコナン、フリーレン、MAJORが休載で読む漫画がない…》《読んでた作品がかなり終わってしまってフリーレンも休載だとサンデー買うかどうか迷うな…》《今週のサンデー、コナンにメジャー2ndにフリーレンまでお休みとは》《フリーレン様のいないサンデーは思った以上に寂しかった》といった悲痛な声があがっている。

だが、実はこの状態は今に始まったことではない。つい最近まで「サンデー」には、縁の下の力持ちといえる良作がいくつも存在した。『うしおととら』や『からくりサーカス』で知られる藤田和日郎の『双亡亭壊すべし』、そして椎名高志の長寿漫画『絶対可憐チルドレン』、福地翼によるラブコメディー『ポンコツちゃん検証中』などだ。

いずれもベテラン作家の作品であるため、コアな読者が付いていることが特徴。一般的な知名度こそ「コナン」に劣るものの、「サンデー」の人気をひっそりと支えてきた。しかし今年7月に3作品が一気に連載終了を迎えたことで、現在の〝侘しい〟紙面が生まれている。

『古見さん』が次代のエースと目されるも…

もちろん、「サンデー」もただ手をこまねいていたわけではない。紙面を支える新たなエースとして白羽の矢が立っているのが、実写ドラマ化・アニメ化が始動した『古見さんは、コミュ症です。』だ。

同作は、自称普通の高校生・只野仁人(ただのひとひと)と無口でミステリアスな美少女・古見硝子(こみしょうこ)の交流を描いたラブコメディー。主人公の只野が一歩一歩古見さんと関係性を深めていく様子が人気を博していたのだが、現在ファンの間で炎上騒動が巻き起こっている。

騒動の発端となったのは、新キャラクターである万場木留美子(まんばぎるみこ)。「サンデー」の作品は連載を持続させるため、しばしば引き延ばし展開を行う印象があるが、「古見さん」も例外ではなかった。突如として、只野のことが好きなキャラクターとして万場木が投入されたのだ。

さらに、引き伸ばしに使えるだけ使った後は、アニメ化前に只野と古見さんをくっつけるための当て馬に。しかもその流れが残酷で、まずは万場木が只野に告白してOKされる。万場木は喜ぶものの、古見さんへの気持ちを感じ取り、それを指摘。すると只野は万場木を振って古見さんに走る…というものだった。この展開に、読者は《なんで一回OKしちゃったんだ》《只野くん一気にクズになったなぁ》《万場木さんが踏み台みたいに見えてかわいそう》と猛反発している。

現在、「サンデー」本誌では恋人となった古見さんと只野の関係が描かれている最中。しかし上記の経緯から、素直に楽しめないという読者も多いという。

「サンデー」のオワコン化が騒がれたのは今週号の休載ラッシュがきっかけだが、その背景には「古見さん」の迷走も関係しているだろう。問題の本質は休載などではなく、もっと根の深いところにあるのかもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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