人気百合漫画『琴崎さんがみてる』炎上…“男”の乱入にファン猛反発「一番アカン」

人気百合漫画『琴崎さんがみてる』炎上…“男”の乱入にファン猛反発「一番アカン」

人気百合漫画『琴崎さんがみてる』炎上…“男”の乱入にファン猛反発「一番アカン」 (C)PIXTA

YouTubeチャンネル『漫画エンジェルネコオカ』で配信中の人気漫画『琴崎さんがみてる』が、『電撃文庫』にてノベライズされることに決定。しかし、ノベル版では原作のもっとも重要な部分が台無しにされているとして、ファンの間で激しい物議を醸している。

同作のストーリーは極めてシンプルで、〝百合〟が大好きな女子高生・琴崎イリアが、語り手として学園内の百合カップルを紹介するというもの。舞台は『猫丘女子学園高等学校』というお嬢様学校で、数々の尊い百合カップルの関係性が描かれていく。

10月8日、そんな「琴崎さんがみてる」がライトノベルとして書籍化されることに。語り部となる主人公はもちろん琴崎さん…ではなく、とある男子生徒。琴崎さんの幼馴染という関係性で、共学化された「猫丘女子学園高等学校」のクラスでただ1人の男子生徒なのだという。

しかしYouTubeの漫画で「琴崎さんがみてる」を見ていたファンからすれば、大好きな百合作品に突然〝男〟が割り込んできたようなもの。百合ジャンルにおいて最大のタブーを犯した同作には、《百合作品なのに商業化で謎の男が主人公になってるのわけわからんな》《ちゃんと面白い動画だっただけに、ノベライズで男が出てくるのが嫌だ》《一番やったらアカンことをやってる》《こっちは百合みてる限界お嬢様がみたいんだよ。なんでそこに男を入れるのか》《わざわざ男一人出すためだけに共学にするの本当に意味が分からない》といった声があがっており、炎上騒動に発展している。

「琴崎さんがみてる」に男を登場させる理由は?

そんな中、百合専門のニュースサイト『百合ナビ』は、「琴崎さんがみてる」の原案者である弘前龍氏にインタビューを敢行。これによると企画の初期から、「百合好きなお嬢様と百合男子が一緒に語り合う」というコンセプトの小説版が構想されていたのだという。

つまり〝男〟の登場は初期から決まっていたことらしいのだが、それでも納得できないファンは多い模様。SNSなどでは《小説版で女子校を共学にし主人公を女から男にしたのは出版社や編集からのテコ入れでもなく、作者本人の判断かよ。何考えとんねん》といった厳しめの声も寄せられており、作者本人を批判する人もいるほどだ。

ちなみに「琴崎さんがみてる」は、もともと百合作品に触れたことがない人たちにも見てもらいたいという意図で作られたのだそう。ノベライズであえて男性を主人公に据えたのも、新たな読者層を開拓するためのようだ。しかし、本当にヘテロな関係性を取り入れる必要があったのかはやはり疑問。むしろこれまでファンが楽しんできた世界観を、取り返しがつかないほど壊してしまうリスクの方が大きいのではないだろうか。

とはいえ、まだノベル版は発売されていない段階。物語において〝男〟がどんな役割を果たすのか、確定はしていない。果たして百合ファンを納得させるような作品になるのか、今後の展開に注目したい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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