ジャンプ打ち切りレース『アメノフル』脱落… ファンから悲しみの声「続いてほしかった」

ジャンプ打ち切りレース『アメノフル』脱落… ファンから悲しみの声「続いてほしかった」

ジャンプ打ち切りレース『アメノフル』脱落… ファンから悲しみの声「続いてほしかった」 (C)PIXTA

熾烈な競争社会である漫画雑誌の中でも、短期で終了する作品が圧倒的に多い『週刊少年ジャンプ』。不人気漫画は容赦なく打ち切りとなる同誌で、またも1つの作品が短命に終わってしまった。その作品とは、2021年20号からスタートした『アメノフル』だ。

同作は現代の日本を舞台として、お菓子を武器にできる「お菓子使い」たちのバトルを描くストーリー。巨大なペロペロキャンディによる「東京崩壊」の濡れ衣を着せられた主人公・水瀬ツムギと、無法なお菓子使いたちを取り締まる組織「ルセット」の攻防が描かれてきた。

作中ではツムギが使うペロペロキャンディのほか、ドーナツやアイスクリームなどさまざまなお菓子が武器として登場。作画のみたらし三大は、第1話が掲載された号の巻末で「みたらし団子をいつ出すかに全てを賭けています」と語っていたが、残念ながら本誌でみたらし団子が日の目を浴びることはなかった。

お菓子で戦うというユニークな設定ながら、序盤ではペロペロキャンディは打撃主体、アイスクリームは氷属性…など、それぞれの特徴が単調だった印象。設定を上手く深掘りできなかったことが、失速につながってしまったのかもしれない。

また、シリアスなバトルの最中でも頻繁にギャグを挟むという独特の作風が同作の特徴。しかしこの描写には読者の没入感を邪魔する効果があるため、賛否両論の評価を招いたようだ。

打ち切りを嘆くファンたちは『ロボコ』を引用?

とはいえ、小気味良いテンポのギャグやカタルシスを意識したバトル展開にファンも多かった模様。打ち切りが判明すると、ネット上では《アメノフル終わるん? え? ちょっと待てちょっと待て、まだ心の準備が出来てないんですけど》《なんでアメノフル最終回なんだ… 続いてほしかった…》《アメノフル打ち切りほんと悲しい。正直今週のジャンプで1番インパクトあるかも》《アメノフル打ち切りか…。俺ばかりがアンケ入れてもダメだった… そうだよな…》といった声が続出していた。

熱心なファンの中には、《ジャンプ編集部めぇ~!!》《お前ら…大好きな漫画が打ち切られたときのショックが分かるか…?》などと、同誌で連載中の『SAKAMOTO DAYS』や『僕とロボコ』で描かれたセリフを引用してジャンプ編集部への怒りを表明する人も。しかし他作品を引用していたため、《他の作品に負けてる証拠》《だから打ち切りになった》とも指摘されていた。

なお、打ち切りが決まってからは吹っ切れたのか、「アメノフル」は終盤間際で斜め上の路線を開拓。読者からの評価は上々だったため、この勢いを次の作品に生かせれば、新たなヒット作の誕生につながるかもしれない。

文=野木

【画像】

Benzoix / PIXTA

【あわせて読みたい】