『ウマ娘』を屠殺…? 二次創作にファン激怒で泥沼の争い勃発「超えてはいけないライン」

『ウマ娘』を屠殺…? 二次創作にファン激怒で泥沼の争い勃発「超えてはいけないライン」

『ウマ娘』を屠殺…? 二次創作にファン激怒で泥沼の争い勃発「超えてはいけないライン」(C)PIXTA

人気ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』の二次創作を公開した漫画家が不適切な表現を使ったとして、ツイッター上の〝ウマ娘警察〟たちが出動。最終的には漫画家サイドが謝罪するかたちで、この呆れた炎上騒動は幕を下ろした。

今回炎上してしまったのは、『少年エースplus』で『笑うカドにはお稲荷さん』を連載している〝人生負組〟という漫画家。同氏は自身のツイッターで、「ウマ娘」のゴールドシップが登場する二次創作漫画を公開した。しかし作中のセリフで「屠殺」というワードを使ったことで、「ウマ娘」ファンからお叱りのDMがきたらしい。この時点では謝罪するつもりはさらさらなかったようで、《この漫画は不謹慎で炎上するからやめた方がいいという親切なご意見をDMで教えてくださった方がいました。そもそもこの程度の表現を不謹慎だ許せないっていうような狭量な人には読んでもらいたく無いので、別に炎上しても大丈夫です》などと強気な態度を示していた。

ところが漫画家本人のツイートがきっかけで火の手が広がってしまい、炎上騒動に発展。他の「ウマ娘」ユーザーからも、《漫画家のモラルどないなっとんねん》《ウマ娘及び元ネタの競走馬に取って屠殺をギャグとして消費するのは超えてはいけないライン》《ウマ娘のキャラは自分の創作物だと思ってそう》《実在の命にリスペクトした表現をしてほしい》といった批判が殺到。中には《馬主及び競馬関係者やファン全員を敵に回す》と、モチーフとなった実在競走馬の関係者のお気持ちを代弁する「ウマ娘」ファンもいる。

不毛すぎる戦いに呆れる声も

後日、炎上してしまった漫画家は、ツイッター上にて《この度は私の二次創作漫画内での不適切な表現および、その後の私の発言で本当にたくさんのウマ娘関係者様各位、そしてたくさんのウマ娘ユーザーの皆様に多大なご迷惑をおかけし、また、大変にご不快な想いをさせてしまい誠に申し訳ありませんでした》とツイート。漫画を連載している出版社から叱られたのかわからないが、漫画家が謝罪することで今回の炎上は収束した。

ただ外野で今回の騒動を眺めていた人々からは、《しょーもな…》と呆れる声も。たしかに問題となった漫画はキャラクターが屠殺されているわけでもなく、ゴールドシップの「屠殺されちまう…」というモノローグがギャグで描かれただけだ。あまり褒められた表現ではないが、漫画家の知名度的にも普通に対応していれば炎上することはなかっただろう。お叱りのDMが来たことを自ら報告し、「別に炎上しても大丈夫です」などとわざわざ敵を作るようなお気持ち表明でもしないかぎりは…。

今回の一件は界隈の事情を良く知らない〝ウマ娘イナゴ〟が自分で火をつけ、戦わなくても良い〝ウマ娘警察〟と無駄に戦ってしまった構図。これほど不毛な戦いが、人類史の中で未だかつてあっただろうか。

文=大上賢一

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