『妖怪ウォッチ』がオワコン化した理由は? 終わりなき迷走の歴史…

『妖怪ウォッチ』がオワコン化した理由は? 終わりなき迷走の歴史…

『妖怪ウォッチ』がオワコン化した理由は? 終わりなき迷走の歴史… (C)PIXTA

2014年からアニメが放送され、時代を象徴するほどのブームを巻き起こした『妖怪ウォッチ』。当時は「ネクストポケモン」との呼び声も高かったが、なぜ今では見る影もないほど廃れてしまったのだろうか?

忘れかけている方も多いかもしれないが、「妖怪ウォッチ」はレベルファイブ主導によるメディアミックスプロジェクト。漫画やゲーム、アニメなどでさまざまな展開を見せ、子どもたちから熱狂的な人気を博した。「新語・流行語大賞」のトップテン入りや、『NHK紅白歌合戦』のコラボ企画など、その足跡はあまりに輝かしい。

しかしそれから数年で、同作の人気は色あせていく。ネット上では《妖怪ウォッチは世代交代に失敗した》との声もあり、成長と共に“卒業”していく子どもたちが多かったものと考えられている。

そもそも同作の主なストーリーは、主人公が妖怪の力を借りて困りごとを解決するというもの。しかし毎度取り上げられるのは、小学生の悩み事ばかりだった。大人にも響くような深いストーリーがなかったため、コンテンツの寿命が短かったのではないだろうか。

また、2016年に『ポケモンGO』の配信が始まったことも見過ごせない。スマホを利用した位置ゲームは子どもだけでなく大人まで巻き込み、見事な戦略で「ポケモン」ブームが再来。かくして「妖怪ウォッチ」は“オワコン”に向かい始めた。

迷走し続けた『妖怪ウォッチ』の軌跡…

制作サイドもこのままではマズいと思ったのか、2018年からアニメ「妖怪ウォッチ」は新章となる「シャドウサイド」に突入。そこでは従来の登場人物が成長した姿で現れたほか、妖怪たちもマスコット感を消し去り、より妖怪らしく描かれた。おそらく、メイン層の成長に合わせたシフトチェンジを行ったのだろう。

しかし「シャドウサイド」はむしろ不評を招く結果に。その後もシリーズ再編が繰り返されたものの、形勢逆転とはいかなかった。また、「ポケモン」に続けと言わんばかりにリリースされた『妖怪ウォッチワールド』という位置ゲームも不発に終わっている。

「妖怪ウォッチ」が廃れた理由について、ネット上では《デザインがニッチ寄りになったせい》《コンテンツの浪費が酷かったから》など、さまざまな意見があがっている模様。とはいえ決して公式が天狗になっていたわけではなく、試行錯誤を繰り返していたのは間違いない。

「ポケモン」のピカチュウはますます人気が過熱し、世界規模で愛されている状況。ジバニャンが起死回生のパンチを繰り出す日は来るのだろうか…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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