『ホロライブ』さくらみこのパクリ漫画!?『ジャンプ+』読切が物議「許可取ったの?」

『ホロライブ』さくらみこのパクリ漫画!?『ジャンプ+』読切が物議「許可取ったの?」

『ホロライブ』さくらみこのパクリ漫画!?『ジャンプ+』読切が物議「許可取ったの?」 (C)PIXTA

先日『ジャンプ+』で公開された『ほうしょうぶしゃくらいいこ』という読み切り漫画が、VTuberファンの間で注目を浴びている。そのストーリーの内容が、『ホロライブ』の人気VTuber・さくらみこの過去エピソードとそっくりだと指摘されているのだ。

「ほうしょうぶしゃくらいいこ」は、滑舌が悪いことがコンプレックスである女子高生・桜井りこの成長を描いた物語。彼女は人前で話すことを極端なほど避けていたが、「放送部」に強引に誘われることに。そして活動を通して、少しずつ自信をつけていく。

その一方で、「ホロライブ」のさくらみこも、滑舌に特徴があるVTuber。さらに以前、配信を始めた理由として、高校時代に放送部で校内放送をしたのがきっかけだと語っていた。

一連の事情を知っている人々は、同作が“パクリ”ではないかと邪推しているようだ。ネット上では、《こういうの荒れる元にしかならんからやめておけばいいのに》《読み切りでパクリか》《みこちに許可取ったの?》といった声が上がっている。

外野からすると言いがかりにしか見えないだろうが、今回の疑惑には“似ているだけ”と切って捨てることができない理由があるようだ。

物議を醸した「ホロライブ」のクリエイター

実は「ほうしょうぶしゃくらいいこ」の作者である安芸勘谷氏は、さくらみこのファンアートなどを描いていることから、《ファンなのではないか》と言われている。少なくとも同氏がさくらみこの存在を認知していないということはないだろう。

実際にクリエイターがVTuber界隈から影響を受けることは、決して珍しいことではない。昨年には『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』というアニメに、同じく「ホロライブ」所属VTuberの兎田ぺこらに似ているモブキャラが登場していた。

髪型やうさ耳、にんじんが刺さったデザインなど、多くの点が一致していたが、アニメスタッフのちょっとした遊び心だと思われる。しかしことのほか大ごとになり、無許可でパロディーしていたことについて、製作委員会が謝罪する事態にまで発展していた。

ただし「ほうしょうぶしゃくらいいこ」の件に関しては、ストーリーという抽象的な部分なので、そこまで大ごとにならない雰囲気も。ファンの間では、《個人的な思い出にも権利とかあるのか?》《放送部に入って自信取り戻すエピソードの起源はさくらみこってこと?》といった指摘もある。

たしかに放送部に入部して喋る自信をつけた人類は、おそらくさくらみこただ1人というわけではない。これで“パクリ”認定されるのは、厳しすぎるだろう。

漫画としては《えぐいくらい泣いた》と絶賛するファンがいるほど素敵なストーリーなので、正当な評価を受けてほしいところだ。

文=大上賢一

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Khosro / PIXTA(

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