上白石萌音 画／彩賀ゆう （C）まいじつ
見逃し配信の普及が進み、ドラマを取り巻く環境がかわりつつある2022年。旬の話題をお届けする『まいじつ』に掲載された記事の中から、特に注目された話題をランキング形式でご紹介します（集計期間：2022年1月25日～12月26日）。
1位：上白石萌音の老人姿を演じるのは…『カムカム』まさかのキャスト変更に驚き
2位：次期朝ドラ『舞いあがれ！』追加キャストに不満続出！「一気に安っぽくなった」
3位：今期ドラマが壊滅状態…日本ドラマ史でワースト視聴率か「何やってもダメだね」
4位：川口春奈すら霞む？『silent』元子役女優に大絶賛「めっちゃ綺麗な顔！」
5位：大物女優の息子がドラマデビューも…『ユニコーンに乗って』に酷評「全員棒」
6位：土屋太鳳の濃厚ラブシーンに騒然…『やんごとなき一族』に「放送していいの？」
7位：新ドラマ『初恋の悪魔』がワースト視聴率を記録…「いくらなんでも低すぎ」
8位：『オールドルーキー』綾野剛クビで視聴者歓喜！「ナメ過ぎ」「自分勝手」
9位：演技下手だらけ…ドラマ『インビジブル』高橋一生に同情「棒読みすごい
10位：『オールドルーキー』最終回で満場一致のクソドラマ認定…「黒歴史になりそう」
『舞いあがれ！』豪華キャスト出演に賛否
1位に選ばれたのは、2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された、NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にまつわる話題でした。
同作のヒロインは3人。初代は安子（上白石萌音）、二代目はるい（深津絵里）、三代目はひなた（川栄李奈）と、昭和、平成、令和にかけて祖母、母、娘の3世代親子が登場します。
3月16日の放送で、安子編に登場した雉真勇と雪衣が、ひなた編に再登場。安子編で当時20歳前後の2人を演じていたのは、村上虹郎と岡田結実でした。
しかし、ひなた編では2人とも老人の設定であるためか、役者が変更。勇役を目黒祐樹、雪衣役を多岐川裕美が務めたのですが…。
「役の年齢に応じてキャストが変わることは普通のことですが、朝ドラでは少し違う。中学生から死ぬ間際の老人まで、特殊メークなどをして同じキャストが務めることが多いです。
実際に『カムカム』でも、安子の兄・算太役は、10代から老人になった後も、ずっと濱田岳が務めきっています。どれだけ時が進んでもあまりキャストが変わらない朝ドラだけに、勇と雪衣の変更は意外でしたね」（芸能記者）
ネット上でも2人の姿に動揺する声は多く、《算太はいくら年取ろうが濱田岳本人だったのに、勇と雪衣がゴリゴリの別人で、超重要な話してるのにまったく頭に入ってこない》といった声があがっていました。
「『カムカム』のキャストではほかにも、安子編に出てきた喫茶店の店主・定一（世良公則）と、その息子・健一（前野朋哉）が数十年ぶりに再登場した際、成長した健一役を世良が担当。さらに健一の息子役を前野が担当するという遊び心ある配役も行っています」（同・記者）
ヒロインの安子についても代役が誰なのかを予想する声も上がっていましたが、結局、上白石がそのまま出演。大きな注目を集めました。
続いて2位に選ばれたのは、福原遥がヒロインを務める、2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』の話題でした。
同作は、ヒロイン・岩倉舞（福原）が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島で、色々な人との絆を育みながら、飛行機作りに情熱を燃やすというストーリー。
放送前の4月に、ヒロインを取り巻くキャストとして、『乃木坂46』山下美月、元『欅坂46』長濱ねる、赤楚衛二、山口智充、くわばたりえ、古舘寛治、又吉直樹、松尾諭、たくませいこ、哀川翔、鈴木浩介の出演が発表された際にはさまざまな声が…。
坂道グループ系の出演者が多いことで、ゴリ押しを疑う声や、《一気に安っぽくなった》と指摘する声が上がったのです。
「最近の朝ドラは視聴率20％を超えることがほとんどなくなり、人気は年々右肩下がりになっています。かつては新人の無名俳優をオーディションで選出し、話題性もありましたが、今では事務所のゴリ押しがまかり通っているような状況。しかし朝ドラに抜擢されるのは今後の期待も含まれます。展開次第では次期主演候補になる可能性もありますよ」（テレビ誌ライター）
前作の朝ドラ『ちむどんどん』の初回視聴率が16.7％（関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同）と比較し、「舞いあがれ！」は16.3％とやや下回りました。現在は『Snow Man』目黒蓮も出演しはじめ大きな注目を集めていますが…。今後の展開に注目です。
2023年に放送されるドラマには、視聴者からどのような反響が寄せられるのでしょうか？