有村架純は悪女?『どうする家康』で描かれた新しい瀬名の姿

有村架純 

有村架純 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

全国民必見の大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。当サイトでも連日ご紹介している同作について、今回はキャラクターの解説を行おう。

主役の徳川家康をはじめ、織田信長、武田信玄など、歴史上でも有名な人物が並ぶ中、我々が着目したいのは、有村架純演じる家康の妻・瀬名だ。

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「瀬名は家康の最初の妻でありながら、政略結婚のために夫婦仲が悪かったとされています。史実では、我が子である信康を守るためとして、敵方である武田勝頼と内通。これにより、家康自身の命令で暗殺されるという悲運の最期を遂げました」(芸能記者)

家康をテーマにしてきた数々の小説・映画でも、これまで瀬名は〝悪女〟として描かれることが多かった。

2017年の大河『おんな城主 直虎』では菜々緒が演じ、彼女のイメージともマッチし〝悪女〟が強調されたと高い評価を受けたことが記憶に新しい。

しかし、今回の作品では、瀬名は聖人として描かれているのだ。これには、脚本家の独自性が関係している。

これまでの解釈とは異なる瀬名

「有村はNHKのインタビューにて、《史実上ですと瀬名という人物は〝悪女〟…というのは結構パワーワードですけど、悪女という女性の印象がありましたが、脚本家の古沢良太さんが描かれる瀬名というのは『実はそうじゃなかったのではないか』というところに着目して脚本を書かれているので、そこが結構真逆の女性像になっているのかなと私も感じていて》とコメント。今作でそれまでと違った描かれ方をする瀬名に戸惑った視聴者も多いことでしょうが、それは脚本家の〝新解釈〟という狙いがあったようです。うーん、ダイバーシティ」(週刊誌記者)

また、家康役の『嵐』松本潤や今川氏真役の溝端淳平とも不思議な縁が…。

「メインキャストの松本と有村、溝端といえば、2014年のドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)で共演。有村は松本の妹・小動まつり役として、友人の彼氏と付き合う悪女を演じました。今回もまた、歴史上で悪女とされた女性を演じるのは、何か不思議な縁を感じざるをえません」(芸能記者)

これまで数々の浮名を流してきた有村。悪女を演じるのはお手の物?

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