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今週もさまざまなバラエティ番組やCMが話題となったテレビ業界。旬の話題をお届けする『まいじつ』の読者に、今週もっとも注目された、バラエティ番組やCMのランキングと記事をご紹介します(4/27配信まで、独自ポイントで集計)。
1位 世界ふしぎ発見 : 『世界ふしぎ発見』リニューアル大失敗! 草野仁“勇退”のはずが2人クビに… 491pt.
2位 魔改造の夜 : ヤラセ番組『ほこ×たて』の二の舞に…? NHK『魔改造の夜』レギュラー化に不安 164pt.
3位 ぽかぽか : 『ぽかぽか』絶望的な低視聴率! ハライチ岩井の嫌われっぷりが想像以上 125pt.
4位 DayDay. : 『DayDay.』コメンテーターを続々クビに!? 評判悪すぎて大幅リストラへ… 120pt.
5位 イッテQ : ガンバレルーヤ『イッテQ』またプチ炎上! WBCの件反省ゼロ 100pt.
ヤラセ番組『ほこ×たて』の二の舞に…
今週最も衝撃的だったのは1986年から放送されている長寿番組『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系)にまつわる話題です。
4月15日にリニューアルを実施。しかし長年番組を観てきた視聴者からの反応はあまりよろしくないようです。
「ふしぎ発見」の司会といえば草野仁でしたが、今年3月に勇退が報じられました。司会を退き、15日放送からフリーアナウンサーの石井亮次が新MCを務めることになりました。
番組冒頭、石井は新司会者としてあいさつし、出演者から「硬いよ」「白いです」などと茶化されながらもタイトルコール。しかし、クイズマスターとして草野が出演していることや、クイズの答えをディスカッションする様子なども映り、視聴者としては疑問が残る放送になったようです。
さらに、クイズが出題された場面では、石井が「私、答えを知りません」と断言する一幕も。クイズのヒントはクイズマスターである草野のみが知っているようで、ゲストの大久保佳代子からも「石井さん、どういうポジションの人なの?」とツッコまれていました。
「実は今回のリニューアル前から、番組の要とも言えるクイズ形式が変更されていました。クイズシーンの変更があったのは、今年1月14日の放送回から。これまでは草野をモチーフにした〝スーパーヒトシ君人形〟を使用して、賭けた人形の色に応じたポイントを獲得し、総得点数を競っていました。
しかし、14日からは以前の筆記解答が廃止され、出演者総出でクイズの解答を導き出すシステムへと変更。視聴者からは《もうボッシュートとかテレッテレッテーとか聴けないんですか?》《優勝を争うルール廃止は残念。もう見なくなるかも》といった苦言が相次いでいたのです。結局、今回のリニューアルに視聴者の声が反映されることはありませんでした」(芸能ライター)
続いては、技術開発エンタメ番組『魔改造の夜』(NHK)にまつわる話題です。
番組はオモチャや家電を本来の目的外に使えるよう〝魔改造〟して性能を競わせる番組。これまではBSで不定期放送されていたが、今回から地上波でレギュラー化されることとなりました。
記念すべき初回では、ヤマハや京セラといった一流企業の技術者が、虎とうさぎのおもちゃを魔改造してリレーさせる企画に挑戦。企業を背負った技術力が試されました。
この番組コンセプトから思い浮かぶのは、かつて人気を博したものの〝ヤラセ疑惑〟で放送打ち切りとなった『ほこ×たて』(フジテレビ系)でしょう。
「『ほこ×たて』は絶対に傷つかないと自負する鉄と、何でも貫けると自負するドリルを対戦させるなど、〝矛盾〟の元になった故事になぞえて技術力を競わせる番組。優れた番組に贈られるギャラクシー賞を受賞するなど、面白い上にタメになると評判でした」(週刊誌記者)
そんな番組に転機が訪れたのは2013年。
「10月20日に放映された『ラジコンカーVSスナイパー』で、ラジコンが捕まるようにわざとゆっくり走らせるなど、『偽造された編集内容が余りにも酷かった』として出演者が所属会社のWebサイトで告発。24日には放映中止が発表されたほか、BPOに報告されました。
その後、調査が行われた結果、フジテレビに合計6件もの不適切な演出が発覚。これによって番組は打ち切りとなり、人気番組ながら悲劇の最後を遂げました。同様に『魔改造』も、これまでは不定期放送でしたが、レギュラー化となってネタ切れによる過剰演出に走る可能性も考えられます」(芸能記者)
果たして、来週はどんな事件が起こるのでしょうか。