埼玉立てこもり事件現場に迷惑系ユーチューバーが突撃 テレビ・マスコミVSユーチューバーの“迷惑対決”勃発

 

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10月31日に発生した埼玉県・蕨市の立てこもり事件で、マスコミの報道姿勢が賛否を呼んだ。これに便乗し、迷惑系ユーチューバーがNHKの生中継に映り、こちらにも賛否が殺到している。

事件は同日午後1時頃に起き、拳銃を持った80代の男が病院内で拳銃を発砲。その後、バイクで近くの郵便局に移動すると、人質を取って立てこもる。以降、テレビ各局は昼の情報番組や夕方・夜のニュース番組で、現地からのレポートやヘリ中継を行った。


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しかし、犯人が現場でテレビをつけていた場合、警察側の動きを明かすことにもなりかねないため、マスコミの姿勢に賛否が噴出。Xでは「報道ヘリ」がトレンド入りするなど、議論を呼んでしまう。

これに乗じたのが前述したユーチューバーの男性だ。彼は現地に駆けつけると、現場や警察署の動きを動画でアップ。そのまま犯人確保後まで居座り続け、夜9時のNHKニュースでは、わざわざ中継カメラに映り込んでスタッフを問いただす行動に出たのだ。

「緊急事態の時に警察の邪魔もしていてる」

リポーターは「警察車両などが複数並んでいて、通行が規制されています」と様子を伝えるも、ユーチューバーたちは「これ生放送?」などと話しかけながら中継に乱入し、振り切ろうとするカメラに笑顔でスマホを見せる。この妨害行為を受け、映像はすぐにスタジオへ切り替わってしまった。

ユーチューバーとしては、SNS上でのマスコミ批判を受け、「犯人を利することににもなりかねない」と中継を中断させたかったのだろう。

しかし、これこそ人質の危険にも繋がりかねないとして、SNSには《報道ベースの状況を知りたかったのにホント邪魔》《人質がいて緊急事態の時に警察の邪魔してる。公務執行妨害では?》《人質がまだいるのにニヤニヤしてんじゃないよ。病院で人が撃たれてるんだし。迷惑》《人質のこと本当に心配してる人いるんだよ。新しい情報無くても中継見たかった人いると思うよ。そういうの邪魔するのやめなよ》など、却って批判が殺到した。

〝悪名は無名に勝る〟を体現するような光景だったと言えるだろう。

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