記者が行きたい海外取材ランキングを発表!元文春記者が体験した「中国の裏社会とズブズブ」「チャラいなあ」

赤石晋一郎氏と甚野博則氏が4月17日、自身のYouTubeチャンネル『元文春記者チャンネル』を更新。文春記者時代の海外取材体験をもとに、“記者が行きたい、海外取材ランキング・ベスト3”を番組内で発表した。

「凄く安直な企画だな、と思って」との甚野氏の“ボヤキ”から始まった、海外取材ランキング。自身の海外での楽しかったり、危なかったりした経験をもとに、赤石氏と甚野氏がまた行ってみたいと思う外国“ベスト3”を、行った先々のエピソードを交えながら紹介した。

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甚野氏が3位に選んだのが中国。「本当は韓国って言うつもりだった」「中国はそんな面白くないですよ」と、選んでおきながら否定する発言をしつつ、北京や上海、香港など、いろいろと訪問した中、面白かったと選んだのがマカオの取材。

現地の怪しいブローカーに取材のアテンドと通訳を依頼したところ、「その人物が中国の裏社会とズブズブで」と語り「ちょっとここから先はあんまり言えない」と言う甚野氏に対し「悪い話をいっぱいしましたね」と赤石氏が受けた。

一方、赤石氏が3位に選んだのがチリ。10年以上前に鉱山の落盤事故の取材に行ったそうだが、34時間くらいかけていった先で、「合コンもしたし、チリの大学生と」と話し、「(通訳の女の子に)3日目くらいに“好きだ”と言われたんですよ」と、モテモテぶりを自慢する。

髭を生やし始めたのも、チリで忙しくて剃っていなかったら“モテた”ことが理由なのだそう。スタジオでは「なんかチャラいなあ」「不埒ですね」などといったワードが飛び交っていた。

次に甚野氏が2位に選んだのが、JTBの広告取材で行ったフィジー。赤石氏の「ホントに取材でいったんスか?」との疑問に対し、スキャンダルではなくタイアップ取材だと答えて「行ったらめちゃくちゃ良いところで、このまま住みたいと思ったくらい」と力説。読者モデルを連れて行ったことを明かすと、すかさず赤石氏が「全然チャラチャラしている」「こっち(チリ)は仕事の流れだから」と返す。

「あの時の思い出がね。ずっと脳裏に焼き付いていて」「海外行きたいなって、あの時楽しかったなってね」と、海外願望の一旦にもなったと甚野氏は当時を振り返る。2人は「このチャンネルでも、タイアップ企画として」「タイアップ企画をぜひ。やりたいですね」と提唱していた。

赤石氏が2位に選んだのは、韓国・ソウルの仁寺洞(インサドン)。仁寺洞は骨董品街で、オフに好きな骨董品を探していると、仙人のような店主がいるお店で11万円の骨董品を買わされたのだそう。「(10万ウォンの表示に)1万円かちょっと高いな」と思ったが、店主と片言のハングル語での値引き交渉に失敗。「(海外旅行だし)いっか」とカードで買ったところ「よくよくみたら、10万ウォンじゃなくて100万ウォンだった」と11万円だったことが発覚した。

キャンセルを言い寄ると、「カードはキャンセルできないよ!!」と急に流暢な日本語で返答され、そこから大ゲンカ。結局あきらめて購入し、その骨董品は行方不明だそうだ。「楽しくないじゃん!そんな思い出。嫌な思い出」と甚野氏が視聴者の心を代弁すると、「嫌な思い出だけど、ネタとして面白かった」「(店主が)日本語いきなりしゃべりだすのが面白かった」と赤石氏。

1位は“次回のお楽しみ”ということで絞められた今回の海外取材ランキング。この動画へは「このくだらなさが最高だな!骨董店主の突然の日本語オチは秀逸」「赤石さんのお髭はそういう事があったからなんですね」などのコメントが寄せられていた。

参考:YouTube チャンネル「元文春記者チャンネル (スクープ考察系YouTube)」

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