今井絵理子氏、手話で国会質疑も批判殺到「字幕の方が親切なんじゃ?」「国会はタレント議員のアピールの場ではない」

自民党参議院議員の今井絵理子氏は3月18日、参院予算委員会で手話を用いながら岸田文雄首相、松村祥史防災担当相らに質問したが、ネットでは批判の声が集まっている。

 

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令和6年能登半島地震を受けて被災地・石川県を訪れたという今井氏は、手話を交えながら 「生活再建のための情報は被災者の不安を払拭するために全ての情報を確実に届ける必要があります」と切り出し、政府が石川県内で配布する『「住まい」と「生活」の再建に向けて』というリーフレットに触れた。

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今井氏は「とても分かりやすくまとめておられますが、印刷物ですから、目の見えない方にはこの情報というのはただの紙切れにしかなりません。届きません。耳の聞こえない方々にとっても必ずしも満足な情報提供とはなりません」と訴えた。

続けて「私たちが目指すのは、誰一人取り残さない防災の実現です。数多くある支援制度が縦割り行政によって届かないということがないように、情報をつひとにまとめて分かりやすく提供することはもちろん、様々な障害特性に配慮することや、平時から当事者を含めた関係者と話し合いの場を持つことが大切」と主張した。

これに松村防災担当相は「災害時にはこうした情報を、障害を持った方々にお伝えすることはご指摘の通りでございますので、まずは音声読み上げの情報が出るような仕組みを内閣府のホームページに、スピード感を持ってやってまいりたい」と答弁した。

今井氏はなおも手話を織り交ぜながら「誰一人取り残さない防災の実現に向けて、総理の思いをお聞かせください」と岸田首相にも質問。岸田首相は「要配慮者への対応という観点も含めて一連の災害対応を振り返り、誰一人取り残さない防災の実現に向けて制度面や運用面で改善につなげてまいりたい」と述べた。ただ、松村担当相も岸田首相も、紙に目をやりながら答弁する場面が目立った。

また今井氏は岸田首相に対する質問の途中から手話を使うことをやめたことから、ネットでは「手話じゃなくてソレやるなら字幕の方が親切なんじゃ?総理も大臣も手話で答えてないんだから」「ただのパフォーマンス。聴覚障害者向けならば、そもそも国会中継画面に入れるべき」「質問を理解できても大臣答弁を理解出来ない状況で、手話付き質問する意味あるのか?」「国会はタレント議員のアピールの場ではない」「それよりパリ視察の報告書は?」と厳しい声が上がった。

参考:YouTubeチャンネル『TBS NEWS DIG Powered by JNN』

画像:今井絵理子 公式Instagramより

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