“0歳児選挙権”はアリ?ひろゆき氏、労働者が搾取される事態に「民主主義のバグ」と苦言

実業家のひろゆき氏は5月15日、自身のXを更新。『日本維新の会』が提唱した“0歳児投票権”について言及した。

0歳児投票権は、同会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)が5月13日、「子どもが意思表示できない間、親が(選挙権を)代理行使する」などと発言したことなどがきっかけで、このところ話題を呼んでいる。吉村共同代表は成人するまでは親が投票権を代理行使することを想定。

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ひろゆき氏は、Xユーザーがアップした同会の音喜多駿氏がインタビューを受けた動画に反応した。

音喜多氏は、政治が高齢者の意見に左右されがちな現状はかつての日本では想定していなかったことだと指摘。若者の意見を政治に反映させるため、参院選のマニフェストに“0歳児投票権”を盛り込む方向で検討したいと述べている。動画を投稿したXユーザーは「世代を問わず誰もが平等に政治に関わることこそ、民主主義の“基本のキ”」とし、音喜多氏を「全くの不見識」と批判。

ひろゆき氏は「日本は年金・無職世帯が1/3。仮に平均寿命が伸び続けて、有権者の過半数が年金・無職世帯になると、政治家は当選する為に労働者の税率や社会保険料を上げて福祉を維持します」と、高齢者が増えれば増えるほど、政治家は高齢者にすり寄るようになると指摘した。

そのうえで「平均寿命が伸び続けると、労働者がマイノリティになり搾取され続ける。民主主義のバグと言えるかと」と、音喜多氏の主張に一定程度の理解を示した。

この投稿にXユーザーは「結局どこか世代を厚く保護しようとすれば、そこから離れた世代が割を食うことになるんですよねぇ」「現役世代が搾取されると、少子化が進んで、さらに年金世代の割合が増えて悪循環ですね」と同調している。

しかし、高齢者と思われるユーザーからは「すまぬ、1/3側で」との返信も。「0歳児の投票は実質は親の意思。父親?母親?どちらの意思が優先なの」と困惑するユーザーも見られた。

参考:ひろゆきXラサール石井X

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