招待制廃止でユーザー400万人突破の次世代SNS「Bluesky」、アカBANなど処分続出に「厳しすぎて怖い」の声

話題の次世代SNS『Bluesky』のユーザー登録者数が一気に増加している一方で、イラストレーターらがアカウント削除や閲覧制限などの処分を受けており、戸惑いの声が上がっている。

(C) Dai Yim / Shutterstock

Blueskyは旧Twitter社の共同創業者であるジャック・ドーシーが手掛ける分散型SNS。2023年3月にスタートして以来、招待制を敷いていたが、2月6日に招待制を廃止し、あらゆる人がアカウントを作成できるようになった。すると、わずか1日で85万人以上の新規ユーザーがアカウントを作成し、合計ユーザー数が400万人を突破した。

日本国内でもBlueskyを新規登録したとの投稿が多数寄せられており、X(旧Twitter)の対抗馬として存在感を高めている。しかし、Blueskyには思わぬ落とし穴があると注目が集まった。

水着の女性のイラストを投稿したところ、アカウント削除や閲覧制限の処分を科せられたとの報告がイラストレーターらから続出しているのだ。アニメ化もされたライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』などの作品で知られるイラストレーターのかんざきひろさんもその一人。自身のXで「水着絵でアカウント削除…だと…」「”未成年者の性的に示唆的なコンテンツを描いた”という事らしい」とBlueskyのアカウントが削除されたと伝えている。

Blueskyのこの対応に、SNS上では「厳しすぎて怖い」「名前からして蒼き清浄なるSNSを目指してるのわかる」「皆さんXに慣れすぎて基準がおかしくなってるけど、Xの日本の二次元絵に対する緩さはとても海外サービスと思えないよ」といった意見が上がっている。

ちなみに、Blueskyにおいてこのような処分を回避する方法もSNSで共有されている。具体的には、水着イラストなどのセンシティブな画像を投稿する場合は投稿画面の上部の“盾”のアイコンをタップし、“コンテンツの警告を追加”から「提案」「ヌード」「ポルノ」を選択する必要があるようだ。

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