茂木健一郎氏がMetaを「情けない」と批判。Xを使う理由は「人工知能」「一番新しい情報を収集するにはいい」と説明

脳科学者の茂木健一郎氏は4月18日、自身のYouTubeチャンネル『茂木健一郎の脳の教養チャンネル』に投稿した動画の中で、Facebookの詐欺広告問題に関し『Meta Platforms, Inc.(通称:Meta)』を批判。FacebookでなくX(旧Twitter)を使う理由を説明した。

Facebookを運営するMetaは16日に「著名人になりすました詐欺広告に対する取り組みについて」と題した声明を発表。「広告規定に沿って広告を審査していますが、世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴います」と説明した。茂木氏は広告から収益を得ているMetaが、広告詐欺を受けたとしても責任を負わない姿勢に見えると指摘。「道義的な責任は明らかにあるわけですよね。極めて情けない」と斬った。
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その上で茂木氏は、Facebookをほとんど見ない理由を語った。「Facebookって中年のおっさんが自慢しているって、そういう傾向ってちょっとありますよね」とやゆ。またMetaのサービス、Instagramに関しても「僕はどっちかっていうと概念が大事な人間なんで、インスタ映えする写真とかを別にそんなに見たくない」と述べた。

その上で、Xを使う理由について「問題点もあるんだけど、その概念っていうか情報のやりとりにおいては一番優れたプラットフォーム」と説く。

加えて「見逃してはいけないのはAIコミュニティですね。AIのコミュニティはやっぱり一番Twitterを使ってるわけで」と、Xの良さを説明。「今の技術の一番重要なポイントであるAI、人工知能についてはFacebookとかInstagramは全く意味がないことに等しいわけで。Twitterが一番新しい情報を収集するにはいいんですよね」と、Xから得られるメリットを強調した。

視聴者は「広告収入さえあれば詐欺師からでも儲かれば何でもいいのか?って思いますね」「ペナルティーがあって然りかと感じました」と、改めてMetaを批判している。

参考:YouTubeチャンネル『茂木健一郎の脳の教養チャンネル』Meta

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